PayPay銀行の住宅ローンの審査必要書類は?申し込みの流れも解説!

住宅ローンは、申し込んでから契約するまでに多くの書類提出が求められます。

 

インターネットで仮審査に申し込む時点で多くの書類提出を求められることはありませんが、本審査申込時や契約時までに段階的に様々な書類の提出が求められます。その中には日常生活ではほとんど目にすることのない書類も含まれています。

 

この記事では、PayPay銀行で住宅ローンを申し込む際の流れや、契約する際に必要となる書類について詳しく解説します。なお、PayPay銀行の最新のキャンペーン情報などはこの記事の中では触れていません。最新情報はこちらのページで確認してください。

 

住宅ローンは、どんなにスムーズに手続きを進めても申し込みから契約まで1か月ぐらいの時間がかかります。提出した書類に不備やミスがあると、その時点で手続きが中断されるので想像以上に時間がかかることがあります。

 

契約を完了したい日が決まっている場合、手続きをスムーズに進められるように、事前に必要書類を把握し、準備しておくことは住宅ローンの契約時には大切なポイントになってきます。

PayPay銀行では必要書類チェックシートを用意していますので、申し込み前にざっと確認しておくようにしましょう。例えば、住宅ローンの借り換え時のチェックシートはこちらです。

 

新規借り入れ時のチェックシートは、必須書類のサンプルなどわかりやすいページを用意してくれているので、以下の公式サイトから確認しておくようにしてください。

 

PayPay銀行の住宅ローン公式サイトはこちら

 

 

住宅ローンの申し込みの流れ

 

住宅ローンを借りる時は、金利タイプを決めてから、どの金融機関の住宅ローンを利用するかを決定します。

 

金融機関を選んだら、希望する金融機関に仮審査の申し込みを行い、仮審査を通過してから、物件や借入人に関する詳細な書類の提出が必要となる本審査へと進みます。ネット銀行では本審査への申し込みもオンラインで可能なので、電子ファイルをアップロードする形で提出できます。

 

本審査をクリアすると、金融機関と住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を締結します。最終的にローン契約が完了し、ローンが実行されると、購入代金が支払われ、住宅の引き渡しが行われ、入居が可能になります。この一連の流れを理解し、計画的に進めることで、住宅ローンの申込みと住宅購入をスムーズに進めることができるでしょう。金融機関によって申込みプロセスに若干の違いがあることには注意が必要です。

 

PayPay銀行での住宅ローン契約までの流れをご紹介します。

 

  1. 住宅ローン申し込みナビの登録:
    • ・住宅ローン申込ナビで、事前審査から本審査、申し込みすべての手続きを行います。
  2. 事前審査申し込み:
    • ・住宅ローン申込ナビを通じて申し込みます。
    • ・この段階では書類の準備は不要ですが、前年度年収がわかる源泉徴収票等の資料、資本金、住所等がわかるお勤め先に関する資料を手元に準備するとスムーズに進みます。
  3. 事前審査と結果通知:
    • ・申込内容に不備がなければ事前審査に進みます。
    • ・事前審査結果は申込日から5営業日以内に通知されます。
    • ・結果は登録したメールアドレスに送られます。
  4. 本審査申込と審査:
    • ・住宅ローン申込ナビの事前審査の結果画面から本審査に進みます。
    • ・書類はアップロードまたは郵送で提出できます。
    • ・団体信用生命保険の申し込みは、住宅ローン申込ナビの「団体信用生命保険のお申し込み」から進めます。
  5. 本審査結果の通知:
    • ・本審査結果は本審査スタートから10営業日以内に通知されます。
    • ・本審査の結果が出たことはメールで通知されます。
  6. 口座開設手続き:
    • ・PayPay銀行の口座を持っていない方は、ご契約までに口座開設を行います。
    • ・申込情報をご入力のうえ、スマホで本人確認資料と顔を撮影すると、最短当日で口座が開設されます。
    • ・ゆとりをもって、お借入日の3~4週間前を目安に手続きします。
  7. 不動産会社へ連絡:
    • ・物件の引渡日や、購入物件の決済方法などを不動産会社に確認し、住宅ローン申し込みナビからPayPay銀行に通知します。
  8. 契約書作成依頼:
    • 借入日の10営業日前までに住宅ローン申し込みナビから契約書作成依頼を行います。
  9. 契約手続き:
    • ・借入日の5営業日前までに、電子契約システムを利用したWebサイトで契約手続きを行います。電子契約なので印紙は不要です。
    • ・振込先の登録や、自己資金の入金もこのタイミングまでに行います。
  10. 登記関連手続き:
    • ・司法書士の連絡先が通知された後に、直接司法書士と日程調整を進め、対面にて登記関連手続きを行います。
  11. 借り入れ(融資実行完了)

 

上記の流れで手続きが進むことになりますが、仮審査から借り入れまで約1ヶ月半かかることを前提に余裕を持って申し込みを行えると良いでしょう。

 

住宅ローン仮審査申込時の必要書類は?

 

PayPay銀行の住宅ローンの流れは一般的で、まずインターネットから事前審査を申し込みを行うと事前審査が行われます。事前審査を通ったら次に本審査の申込を進めていくことになります。

 

事前審査は購入を希望する物件が決定したタイミングで行うのが一般的です。不動産会社やハウスメーカーと相談し、タイミングを確認んしたうえで申込みするようにしましょう。

 

できれば物件を選定する前に、どの金融機関の住宅ローンを利用するかを事前に調査・検討しておくことが望ましいです。これにより、物件が決まった際に急いで金融機関を探す必要がなくなり、スムーズに住宅ローンの申込みを進めることができるためです。

 

なお、事前審査の申し込みはホームページから行いますが、事前審査は利用者から申告された内容をもとに行う簡易的な審査のため書類の提出などは不要です。

 

住宅ローン本審査申込時の必要書類は?

 

前述の通り、事前審査では必要書類が不要ですが、本審査の時には、さまざまな詳細な必要書類の提出が求められます。以下に主な必要書類を列挙しておきますので事前に準備できるものは準備しておくようにしましょう。

 

本人確認書類

 

書類 注意事項
住民票の写し

(世帯全員分かつ続柄ありのもの)

  • 発行後3ヶ月以内のもの
  • 単身入居の方も世帯全員分が必要
  • 入居予定者全員分をご提出ください(現在は別居している場合も含む)
  • 外国籍の方:「在留資格」の記載があるもの
  • 同一世帯で、ペアローン・収入合算・担保提供の申し込みの場合は1通
  • マイナンバー(個人番号)および本籍の記載がないもの
健康保険証(両面)
  • 現住所の記載があるもの
  • 記号・番号・保険者番号・QRコードは隠して提出
運転免許証(両面)

 

所得証明関係書類

 

住宅ローンの審査においては、返済能力を確認するために所得証明書類が重要です。これらの書類を通じて「安定した収入の有無」や「収入に見合った借入額かどうか」などが審査されます。

就業状況に応じて必要な書類は異なりますが、会社員や公務員など、給与所得者で源泉徴収による納税を行っている方は、以下の書類を準備する必要があります。

 

書類 注意事項
源泉徴収票 直近1年分(給与に歩合が含まれる方は、直近3年分)
(昨年または今年転職された方)
給与明細(直近3ヶ月分)賞与明細(直近1年分)
住民税決定通知書 または 住民税課税証明書(どちらか1点) 直近年度分
(歩合給が含まれる方のみ)

給与明細

直近1ヶ月分

 

物件に関する書類

 

購入する物件が新築・中古マンションなのか、建売・注文住宅なのかなどで必要書類が異なります。

以下ではマンションを購入する場合の必要書類をご紹介します。

書類 注意事項
売買契約書
  • 条項部分を含む全ページ
  • 電子契約で締結した場合は「締結証明書」も提出
重要事項説明書
  • 条項部分を含む全ページ
  • 電子契約で締結した場合は「締結証明書」も提出
資金計画書(諸費用明細)
  • 諸費用等の概算値が記載されたもの
  • ※ 諸費用の借り入れをされない場合は提出不要です。
物件広告(チラシ)
  • 中古マンションの場合

 

その他にも住宅ローン申し込み人の契約携帯や、勤務状況によって提出書類が異なりますので、詳細はPayPay銀行のHPで確認するようにしましょう。

 

住宅ローン契約時の必要書類は?

 

住宅ローンの契約時にも、別途書類を準備しておく必要があります。

 

振込先登録時の必要書類 「契約書作成依頼」の完了後、住宅ローン申込ナビより「振込先登録」を行います。あわせて、振込先・振込金額が記載されている書類のアップロードも行います。

提出期限
お借入日の5営業日前まで
司法書士面談時の必要書類 電子契約手続の完了後、PayPay銀行指定の司法書士が面談時に必要な書類を案内します。
新住所へ変更後に発行する書類や有効期限のある書類がありますので、司法書士からの案内後に用意しましょう。
用意する書類例
書類名 有効期限
住民票の写し原本 発行後3ヶ月以内のもの
印鑑登録証明書原本 発行後3ヶ月以内のもの

 

まとめ

 

住宅ローンの申し込みにおいては、先に挙げた必要書類が一般的な例ですが、申し込みの内容によって必要な書類や提出方法が異なります。詳細はHPなどで確認するようにしましょう。

 

また、書類の不備などが原因でローンの審査に間に合わない場合、ローン特約を利用して契約を解除することも一つの選択肢です。ローン特約は、ローンが下りなかった場合に契約を解除できる特約で、不動産の売買契約時に設定されることが一般的です。ただし、ローンの取得に必要な努力をしていない場合、この特約は利用できないことに注意が必要です。

 

重ねてになりますが、実際に申し込む際は、PayPay銀行からの案内などをよく確認して、具体的な必要書類や提出方法を確認するようにしましょう。書類が不足していたり、提出方法を間違えたりすると、契約がスムーズに進まず、期限内に完了しないこともあり得るので慎重に進められると良いですね。

 

PayPay銀行の住宅ローン詳細はこちら

 

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