PayPay銀行の住宅ローンの団信・がん団信を解説【2026年6月最新】

PayPay銀行は、旧ジャパンネット銀行を前身とするネット銀行です。日本初のインターネット専業銀行としてスタートした歴史を持ち、2021年に現在の「PayPay銀行」へ商号変更しました。

住宅ローン分野では、業界最低水準の金利を前面に打ち出した商品設計に加え、ネット完結型の手続きや、がん保障付き団信、ペアローン向けの連生団信など、ネット銀行らしいわかりやすさと保障の選択肢を備えている点が特徴です。

この記事では、2026年6月時点の最新情報をもとに、PayPay銀行の住宅ローンで利用できる団信(団体信用生命保険)やがん団信の内容を整理します。とくに注目したいのが、がん50%保障団信の上乗せ金利が2026年6月1日のお借入分から年0.05%→年0.10%へ改定された点です。あわせて、団信の保障内容を比較する際に確認しておきたいポイントも解説します。

はじめに|2026年6月にがん50%保障団信の上乗せ金利を改定

PayPay銀行は、旧ジャパンネット銀行を母体とするネット銀行で、ネット銀行としての長い運営実績があります。住宅ローンについては、申し込みから契約までオンラインで手続きしやすい商品性や、金利水準の低さ、団信プランの選択肢の多さなどが注目されています。

とくに、変動金利や固定金利の水準を重視する方にとって、PayPay銀行の住宅ローンは比較候補に入りやすい商品です。また、がん保障付き団信やペアローン連生団信など、共働き世帯や保障を重視する世帯に向けた選択肢も用意されています。

2026年6月のトピックとして押さえておきたいのは、がん50%保障団信の上乗せ金利の改定です。従来は年0.05%の上乗せで付帯できましたが、2026年6月1日のお借入分から年0.10%に変わりました(PayPay銀行公式のお知らせで確認)。すでに改定済みのため、これから借り入れる方は最新の上乗せ金利で試算しておきましょう。

一方で、ネット銀行の住宅ローンは、対面相談を前提とした銀行と比べて、審査や手続きの進め方に違いがあります。個人事業主、法人代表者、転職直後の方、収入形態が複雑な方などは、通常の会社員よりも慎重に条件を確認する必要があります。

住宅ローンを選ぶ際は、表面上の金利だけでなく、団信の保障内容、上乗せ金利、事務手数料、審査の相性、借入後の使い勝手まで含めて比較することが大切です。なお、団信の充実度や審査の柔軟性を重視する場合は、SBI新生銀行の住宅ローンも有力な比較候補になります。

PayPay銀行の住宅ローンの団信の種類

PayPay銀行の住宅ローンでは、一般団信、がん50%保障団信、がん100%保障団信、ワイド団信などを選択できます。また、ペアローンを利用する方向けには、2人分の住宅ローン残高を保障対象にできるペアローン連生団信も用意されています。

団信の選択肢が多い点はPayPay銀行の住宅ローンの大きな特徴ですが、プランによって加入できる年齢や上乗せ金利が異なります。がん50%保障団信については、2026年6月1日借入分から上乗せ金利が年0.05%から年0.10%へ改定されています。申し込み時点だけでなく、実際の借入時期の上乗せ金利を必ず確認しておきましょう(最新の上乗せ金利は公式サイトでご確認ください)。

団信保障プラン 上乗せ金利 加入可能年齢 概要
一般団信 なし 65歳未満 死亡・所定の高度障害状態、または余命6ヵ月以内と判断された場合などに、住宅ローン残高が0円になります。
がん50%保障団信 年0.10%
※2026年6月1日借入分から(改定前は年0.05%)
51歳未満 一般団信の保障に加え、所定の悪性新生物と診断確定された場合に、住宅ローン残高の50%が保障されます。
がん100%保障団信 年0.15% 51歳未満 一般団信の保障に加え、所定の悪性新生物と診断確定された場合に、住宅ローン残高が0円になります。診断給付金などの付帯保障もあります。
ワイド団信 年0.30% 65歳未満 健康上の理由で一般団信への加入が難しい方向けに、引受基準を緩和した団信です。保障内容は一般団信と同等です。

それぞれの団信の内容を確認していきましょう。

一般団信

一般団信は、住宅ローン契約者が死亡または所定の高度障害状態になった場合などに、住宅ローン残高が0円になる基本的な団信です。PayPay銀行の住宅ローンでは、金利上乗せなしで加入できます。

もっとも、一般団信はあくまで死亡・高度障害などに備える保障です。がんや病気による収入減少リスクまで備えたい場合は、がん保障付き団信や他の疾病保障の内容も確認しておく必要があります。

がん50%保障団信

がん50%保障団信は、一般団信の保障に加えて、所定の悪性新生物と診断確定された場合に、住宅ローン残高の50%が保障されるプランです。

がん保障は、入院や手術の有無ではなく「診断確定」を支払条件とするタイプが多く、早期発見の段階でも保障対象になり得る点が大きな特徴です。ただし、上皮内がんなど保障対象外となるケースや、免責期間、支払条件の細かな定義があるため、加入前に必ず正式な説明資料を確認しましょう。

がん50%保障団信の上乗せ金利は、2026年6月1日のお借入分から年0.10%に改定されました(改定前は年0.05%)。原稿作成時点の古い数値で判断すると、実際の借入時期によっては返済額の前提がずれてしまうため、最新の上乗せ金利で試算することが大切です。

がん100%保障団信

がん100%保障団信は、一般団信の保障に加えて、所定の悪性新生物と診断確定された場合に、住宅ローン残高が0円になるプランです。がん保障を重視する方にとっては、非常にわかりやすい保障内容といえます。

PayPay銀行のがん100%保障団信は、年0.15%の金利上乗せで利用できます。住宅ローン残高が大きい時期にがんと診断された場合、数千万円単位のローン負担がなくなる可能性があるため、通常の医療保険やがん保険とは性質の異なる大きな保障になります。

一方で、金利上乗せによって毎月返済額と総返済額は増えます。保障の手厚さだけでなく、既に加入している生命保険・医療保険・がん保険との重複、家計全体の保険料負担、共働きか片働きかといった家族構成も踏まえて判断しましょう。

がん保障プランに付帯する保障(全疾病・自然災害・失業)

PayPay銀行の住宅ローンの団信は、2024年6月にリニューアルされています。がん50%保障団信・がん100%保障団信には、がん以外の病気やケガによる入院に備える全疾病保障(入院時の返済サポート)、自然災害で被災した場合のサポート、失業時のサポートなども付帯します。「がん保障」という名称以上に、幅広いリスクをカバーできる点がPayPay銀行の疾病保障付き団信のメリットです(保障の支払条件・対象範囲は公式の契約概要でご確認ください)。

ペアローン連生団信

住宅価格の上昇や共働き世帯の増加により、夫婦でそれぞれ住宅ローンを組む「ペアローン」を選ぶ家庭が増えています。ペアローンは、夫婦それぞれが別々に住宅ローンを契約する仕組みです。

通常のペアローンでは、たとえば夫に万が一のことがあった場合、夫名義の住宅ローン残高は団信で0円になりますが、妻名義の住宅ローンはそのまま残ります。逆に、妻に万が一のことがあった場合も同じです。

この弱点に備える選択肢として用意されているのが、PayPay銀行のペアローン連生団信です。ペアローン連生団信では、ペアローン契約者のどちらか一方が保障対象になった場合、もう一方の住宅ローン残高も保障対象となります。

ペアローン連生団信は保障が手厚い一方で、通常の団信よりも上乗せ金利が高くなります。保障の必要性と返済負担のバランスを慎重に確認しましょう(ペアローン連生団信の上乗せ金利は組み合わせる保障により異なります。最新の上乗せ金利は公式サイトでご確認ください)。

とくに、夫婦の収入差が大きい場合、子育て中で一方の働き方が変わる可能性がある場合、どちらかに万が一のことがあったときに残された側が同じ収入を維持しにくい場合には、ペアローン連生団信の価値は高くなります。

ワイド団信

ワイド団信は、健康上の理由で一般団信への加入が難しい方向けに、引受基準を緩和した団信です。持病や既往症がある方でも、通常の団信より加入できる可能性があります。

PayPay銀行のワイド団信は、年0.30%の金利上乗せで利用できます。上乗せ金利だけを見ると負担は軽くありませんが、団信に加入できないことで住宅ローンそのものを利用しにくくなるケースもあるため、借入可能性を広げる選択肢として検討する意味があります。

ただし、ワイド団信でも必ず加入できるわけではありません。健康状態や告知内容、保険会社の審査結果によっては加入できない場合があります。複数の金融機関でワイド団信の条件を比較し、自分に合う選択肢を探すことが大切です。

PayPay銀行の団信の注意点

PayPay銀行の住宅ローンに限らず、団信は住宅ローンに申し込んだすべての人が必ず加入できるものではありません。保険会社の審査があり、健康状態や告知内容によっては希望する団信に加入できないことがあります。

また、がん保障付き団信は加入できる年齢に制限があります。PayPay銀行の場合、がん50%保障団信やがん100%保障団信は51歳未満の方が対象です。年齢によって選べる団信が変わるため、40代後半から50代で住宅ローンを検討している方は特に注意しましょう。

団信は、住宅ローン借入後に原則として保障内容を変更できません。借入時に一般団信を選んだ後で、途中からがん100%保障団信に切り替えるといったことは基本的にできないため、申込前の比較が非常に重要です。

さらに、団信の保障が手厚い場合、すでに加入している生命保険や医療保険、がん保険と保障が重複することがあります。団信を選ぶ際は、住宅ローンだけでなく、家計全体の保険設計を見直す良いタイミングと考えるとよいでしょう。

おすすめ団信プラン

PayPay銀行の団信の中で保障のわかりやすさを重視するなら、がん100%保障団信は検討しやすいプランです。年0.15%の金利上乗せで、所定のがんと診断確定された場合に住宅ローン残高が0円になるため、住宅ローン残高が大きい時期の安心感は大きいといえます。

一方で、毎月返済額をできるだけ抑えたい方や、既に十分ながん保険に加入している方は、がん50%保障団信や一般団信を選ぶ考え方もあります。とくにがん50%保障団信は、2026年6月1日借入分から上乗せ金利が年0.10%へ改定されているため、がん100%保障団信(年0.15%)とのコスト差・保障差を比較したうえで判断したいポイントです。

団信を選ぶ際は、「金利上乗せが小さいからお得」と単純に判断するのではなく、住宅ローン残高、年齢、家族構成、既存の保険、病気になった場合の収入減少リスクを合わせて考える必要があります。

また、団信の比較ではSBI新生銀行の住宅ローンも注目したい選択肢です。SBI新生銀行では、2026年3月から全疾病保障付団信(上乗せ金利0円)の取り扱いを開始しており、病気やケガによる就業不能リスクに備えたい方にとって、比較する価値のある住宅ローンになっています。

PayPay銀行の団信に関するよくある質問(FAQ)

Q. がん50%保障団信の上乗せ金利はいくらですか?

A. 2026年6月1日のお借入分から年0.10%です(改定前は年0.05%)。がん100%保障団信は年0.15%、ワイド団信は年0.30%の上乗せです。一般団信は上乗せなしで加入できます(2026年6月時点。最新は公式サイトでご確認ください)。

Q. がん保障団信はがん以外の病気も保障されますか?

A. がん50%保障団信・がん100%保障団信には、がん以外の病気やケガによる入院に備える全疾病保障や、自然災害・失業時のサポートも付帯します。支払条件や対象範囲はプランごとに細かく定められているため、契約概要で確認しましょう。

Q. 借入後に団信のプランを変更できますか?

A. 団信は原則として借入後に保障内容を変更できません。申込前に必要な保障を見極めておくことが重要です。

まとめ

PayPay銀行の住宅ローンは、低金利を重視する方や、ネットで手続きを完結させたい方、がん保障付き団信やペアローン連生団信を検討したい方にとって、比較候補に入りやすい住宅ローンです。

特に、がん100%保障団信は、所定のがんと診断確定された場合に住宅ローン残高が0円になるため、保障重視の方には魅力があります。ペアローン連生団信も、共働き世帯が住宅ローンを組む際の不安を軽減できる選択肢です。

ただし、団信は加入年齢や健康状態によって選べるプランが変わります。また、がん50%保障団信は2026年6月1日借入分から上乗せ金利が年0.10%へ改定されているため、最新条件を確認したうえで判断することが欠かせません。

住宅ローン選びでは、金利の低さだけでなく、団信の保障内容、審査の相性、手続きのしやすさ、借入後の安心感まで総合的に比較しましょう。団信の手厚さや審査の柔軟性も含めて検討するなら、SBI新生銀行の住宅ローンもあわせて確認しておくと、より納得感のある選択につながります。

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