この記事ではPayPay銀行の住宅ローンの最新金利と過去の金利推移を紹介しています。
目次
PayPay銀行の住宅ローンについて
PayPay銀行の住宅ローンは、業界トップクラスの低金利と無料で付帯するがん50%保障団信が特徴の住宅ローンです。無料で利用できるがん50%保障団信とは、住宅ローン返済期間中にがんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる保障で、がん保険のような保険商品です。
PayPay銀行の住宅ローンは金利の低さ・疾病保障・口座の利用しやすさなど総合力が高い住宅ローンですが、いくつかのデメリットも存在します。例えば、超長期の固定金利は変動金利が他行比で魅力的な水準であることと比べるとやや高めの水準に設定されています。
変動金利タイプ(元利均等返済)に5年ルールや125%ルールが適用されません。(5年ルールや125%ルールはまさに注目を集めていますが、一長一短あるため、必ずしもデメリットとは言えません)
また、金利が低い通常の住宅ローンは自営業者やオーナー企業の経営者は原則として利用できません。(自営業や親族企業の経営者の為に専用の住宅ローンを用意していますが、金利がかなり高い住宅ローンとなっています)
他にも、つなぎ融資や分割融資に対応していないなど、注文住宅で利用しにくい点にも注意が必要です。
PayPay銀行の住宅ローンは非常に魅力的な住宅ローンですが、必ずしも全ての人にとって最良の選択肢ではありません。上記のようなデメリットになるポイントを理解して、ご自身にとって魅力的な住宅ローンなのかを確認したうえで申し込むことが重要です。
2024年11月のPayPay銀行の住宅ローン金利
今月も変動金利タイプの低さが目立ちますが、10年固定金利タイプも非常に魅力的な金利水準で提供されています。
資金使途 | 金利タイプ | 2024年11月の金利 |
---|---|---|
新規借り入れ | 変動金利(自己資金10%以上) | 年0.465% |
変動金利(自己資金10%未満) | 年0.530% | |
10年固定金利(自己資金10%以上) | 年1.165% | |
10年固定金利(自己資金10%未満) | 年1.230% | |
借り換え | 変動金利 | 年0.499% |
当初10年固定金利 | 年1.230% |
PayPay銀行の住宅ローン金利推移・金利動向
2023年11月以降の新規借り入れの金利は自己資金10%以上の金利(年利)を表示しています。キャンペーン実施期間中はキャンペーン適用後の金利を表示しています。
変動金利 (新規借り入れ) |
変動金利 (借り換え) |
10年固定金利 (新規借り入れ) |
|
---|---|---|---|
2024年11月 | 0.465% | 0.499% | 1.165% |
2024年10月 | 0.465% | 0.499% | 1.115% |
2024年9月 | 0.315% | 0.349% | 1.1075% |
2024年8月 | 0.270% | 0.290% | 1.195% |
2024年7月 | 0.270% | 0.290% | 1.165% |
2024年6月 | 0.315% | 0.349% | 1.215% |
2024年5月 | 0.315% | 0.349% | 1.155% |
2024年4月 | 0.315% | 0.349% | 1.085% |
2024年3月 | 0.250% | 0.290% | 1.145% |
2024年2月 | 0.250% | 0.290% | 1.145% |
2024年1月 | 0.250% | 0.290% | 1.065% |
2023年12月 | 0.250% | 0.290% | 1.365% |
2023年11月 | 0.315% | 0.349% | 1.345% |
2023年10月 | 0.380% | 0.349% | 1.280% |
2023年9月 | 0.380% | 0.290% | 1.230% |
2023年8月 | 0.319% | 0.290% | 1.000% |
2023年7月 | 0.319% | 0.290% | 0.950% |
2023年6月 | 0.380% | 0.349% | 0.950% |
2023年5月 | 0.380% | 0.349% | 1.040% |
2023年4月 | 0.380% | 0.349% | 0.980% |
2023年3月 | 0.349% | 0.349% | 1.210% |
2023年2月 | 0.349% | 0.330% | 1.190% |
2023年1月 | 0.349% | 0.330% | 1.050% |
2022年12月 | 0.349% | 0.330% | 0.960% |
2022年11月 | 0.380% | 0.349% | 0.990% |
2022年10月 | 0.380% | 0.349% | 0.890% |
2022年9月 | 0.380% | 0.780% | |
2022年8月 | 0.380% | 0.860% | |
2022年7月 | 0.380% | 0.820% | |
2022年6月 | 0.380% | 0.830% | |
2022年5月 | 0.380% | 0.830% | |
2022年4月 | 0.380% | 0.690% | |
2022年3月 | 0.380% | 0.690% | |
2022年2月 | 0.380% | 0.565% | |
2022年1月 | 0.380% | 0.560% |
(金利は年利)
団体信用生命保険(団信)&疾病保障ラインアップ
次に団信(疾病保障)のラインアップを確認しておきましょう。上乗せ金利を加味してご自分の考え方にあった団信を選ぶことが大切です。
団信保障プラン | 上乗せ金利 | 概要 |
---|---|---|
一般団信 | なし | 死亡・所定の高度障害状態、医師の診断書等により保険会社に余命6ヶ月以内と判断された場合、住宅ローン残高が「0円」になる通常の団信サービス。 |
がん50%保障団信 | なし | 一般団信に加えて、がんと診断されたら住宅ローン残高が半分になる保障が付帯。 |
がん100%保障団信 | +0.1% | 一般団信+がんと診断確定されたら住宅ローン残高が0円になる。給付特約も付帯。 |
ワイド団信 | +0.3% | 過去の病歴や健康面の理由で一般団信に加入できない人向けに加入しやすくなっている団信。(金利上乗せがあるが、保障内容は一般団信と同様) |
申込から借り入れまでの流れ
PayPay銀行の住宅ローン申し込みから契約までの一般的な流れは以下です。この流れは一般的な借り入れまでの流れ示したものなので、具体的な手続きの詳細や必要書類の種類や提出方法などは、ご自身の借り入れ条件などよって異なる場合があります。
- 申し込み前の準備
- 住宅ローンに必要な情報を収集し、返済計画を立てる。
- オンライン申し込み
- PayPay銀行のウェブサイトから住宅ローンの申し込みを行う。
- 書類の提出
- 必要書類を集め、オンラインまたは郵送で提出する。
- 審査プロセス
- 提出された書類に基づいて銀行が審査を行う。
- 審査結果の通知
- 住宅ローン審査が完了したらその結果が申込者に通知される。
- 契約の締結
- 審査に通過した場合、銀行と正式な住宅ローン契約を行う。
- 融資実行:
- 契約締結後、銀行から融資が実行され、資金が振り込まれます。ただし、即座に不動産会社などに資金が移動されます。
借り入れ後の返済も便利
PayPay銀行の住宅ローンが借り入れ後も便利に利用できると言われる理由を以下にまとめました。
- オンラインで住宅ローンの状況をいつでも把握
- PayPay銀行の住宅ローンはオンラインでの管理が可能であり、返済状況の確認や繰り上げ返済の手続きなどがインターネットを通じていつでも簡単に行えます。
- 繰り上げ返済の柔軟性
- 一部繰り上げ返済手数料は無料なので、余裕資金ができた際には返済額を増やすことで、返済期間の短縮や利息負担の軽減が可能です。
- 金利変更の選択肢
- 金利タイプ(変動金利または固定金利)によっては、市場状況や個人の経済状況に応じて、金利タイプの変更を選択できる可能性があります。
- PayPay連携の利便性
- PayPay銀行はその名の通り、PayPayとの連携が強みです。日常生活での決済や貯金がお得になる連携サービスが用意されています。
PayPay銀行の住宅ローンの注意点
PayPay銀行の住宅ローンを利用する時に注意しておきたいポイントもいくつか紹介しておきますので参考としてください。
- 住宅ローンの歴史が浅い
PayPay銀行は住宅ローンを取り扱い始めてから数年しか経っていないため、長期的な取引に関しては経験が浅いという懸念があります。 - 変動金利のリスク
変動金利は、銀行の業績が悪化した場合、金利が引き上げられる可能性があることに注意が必要です。どの金融機関でも仕組みは一緒ですが、歴史が浅い点も考慮しておく必要があります。 - 事務手数料が比較的高い
借入時に必要な事務手数料は借入金額の2.2%(税込)です。この手数料水準自体は一般的ではありますが、たとえば3,000万円の借入で66万円(税込)が必要になります。初期費用を抑えて住宅ローンを借入したいと言う方は、他の金融機関を選択するのが良いでしょう。 - 長期固定金利の魅力不足
長期固定金利タイプは他の選択肢と比較して魅力的でない可能性があるため、長期にわたる固定金利を希望する場合は他の住宅ローンも検討することが望ましいです。 - 厳格な審査基準
個人事業主や自営業者、家族経営の会社の経営者は審査に通りにくいため、これらに該当する場合は他の銀行の住宅ローンを検討することをお勧めします。 - 審査プロセスの時間
ネット銀行の住宅ローンは審査が完了し融資されるまでに時間がかかることがあるため、余裕を持って申し込むことが重要です。
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