筑邦銀行の住まいる住宅ローン|固定期間後も続く割引の中身

筑邦銀行の住まいる住宅ローンは、固定金利の期間が終わった後も、住宅ローン基準金利から年1.000%の割引が完済まで続きます。ただし借入時の割引は10年固定で年1.900%あり、期間が終わると割引の幅は小さくなります。

2026年10月に借り入れる場合の割引金利は、変動金利が年1.075%、10年固定が年3.850%です。八女市・柳川市・うきは市の「地域限定住宅ローン」に当てはまる人は、固定金利からさらに年0.100%下がります。

割引金利を受けるには給与振込など3つの条件がある

筑邦銀行は福岡県久留米市に本店を置き、筑後地方を地盤とする地方銀行です。福岡市にも福岡営業部があり、住まいる住宅ローンの相談と申し込みは店舗の窓口で受け付けています。

割引金利を使えるのは、借りるときに次の3つをすべて満たす人です。

  • 筑邦銀行が指定する保証会社の保証を受けられる
  • 筑邦銀行の住宅ローンだけを利用し、抵当権を第1順位で設定できる
  • 返済口座に月10万円以上の給与振込か公的年金の振込を指定する(給与振込制度がない人や自営業者は、公共料金の口座振替3項目以上で代えられる)

申し込めるのは20歳以上65歳未満で、完済時に80歳未満の人です。同じ勤務先に1年以上勤め、給与所得者なら前年の税込年収が100万円以上あることも条件に入っています。

借入額は100万円以上1億円以内、期間は最長50年です。親や子が住む家の購入・新築にも使え、他の金融機関からの借り換えにも対応しています。

2026年10月の割引金利は変動1.075%、10年固定3.850%

筑邦銀行は住宅ローンの金利を毎月見直しています。2026年10月1日から30日までに借り入れる場合の金利は、下の表のようになっています。

金利タイプ 住宅ローン基準金利 割引金利 割引の幅
変動金利 年3.625% 年1.075% 年2.550%
固定3年 年4.950% 年3.000% 年1.950%
固定5年 年5.250% 年3.250% 年2.000%
固定10年 年5.750% 年3.850% 年1.900%

筑邦銀行のローン利率(2026年10月2日現在)と住まいる住宅ローンの案内(2026年10月1日〜30日の借入分)をもとに作成。割引金利は最も低い場合の金利で、割引の幅は基準金利から割引金利を引いた値です。

オール電化住宅や「ふくおか型長期優良住宅」、提携ガス会社の省エネ設備を備えた住宅などは、固定金利からさらに年0.100%下がります。複数に当てはまっても割引は年0.100%で、変動金利には付きません。

適用されるのは申込日ではなく借入日の金利です。注文住宅のように申し込みから借入まで間が空く場合は、借入月の金利で返済額が決まります。

固定期間が終わると割引は年1.000%に縮む

固定期間後の「年1.000%割引」は、期間が終わった時点の基準金利から年1.000%を引く仕組みです。借入時の割引がそのまま残るわけではありません。

10年固定の場合、借入時の割引は年1.900%でした。仮に10年後の基準金利が今と同じなら、もう一度10年固定を選ぶと年4.750%、変動金利に移ると年2.625%になります。

この割引を受け続けるには、金利を選び直すときにも給与振込などの指定があり、借入後に1か月以上の延滞がないことが条件です。外れた場合は基準金利がそのまま適用されます。

基準金利は市場の金利に合わせて動きます。日本銀行は10月29日・30日に金融政策決定会合を開く予定です。足元の動きは住宅ローン金利の動向と見通しの記事で紹介しています。

3,000万円・35年で11年目からの返済を試算

3,000万円を35年の元利均等返済で借りた場合の毎月の返済額を試算しました。11年目以降は、基準金利が2026年10月と同じままと仮定しています。

借り方 1〜10年目 11年目以降
10年固定の後に変動へ 年3.850%・約13.0万円 年2.625%・約11.4万円
10年固定の後にもう一度10年固定 年3.850%・約13.0万円 年4.750%・約14.3万円
最初から変動 年1.075%・約8.6万円 年1.075%・約8.6万円

元利均等返済・ボーナス返済なし。保証料・手数料・団信の上乗せは含みません。変動金利は全期間一定と仮定した当サイトの試算です。

10年固定で始めて11年目にまた固定を選ぶと、毎月の返済は約1.3万円増えます。固定期間後の割引を受けても、借入時より金利が上がる計算です。

変動金利は割引の幅が年2.550%と大きく、延滞がなければ完済まで同じ幅が続きます。金利は4月と10月に見直され、基準金利が上がれば返済額も増えます。見直しのルールは住宅ローンの5年ルール・125%ルールの記事で解説しています。

変動から固定に移ると割引はなくなる

変動金利で借りた後に固定金利へ切り替えると、その時点から基準金利が適用され、以後は割引を受けられません。商品の案内にもそう明記されています。

金利が上がってから固定に移す方法は、このローンでは基準金利に戻るため割高になります。変動と固定のどちらで始めるかは、借入時に決めておく必要があります。

一部繰上返済は固定期間中だと33,000円

商品の案内には「繰上返済手数料無料」とありますが、手数料一覧で無料の注記が付いているのは変動金利の欄です。50万円以上の一部繰上返済なら、年2回まで手数料がかかりません。

固定金利の期間中は、一部繰上返済に33,000円、全額繰上返済に44,000円かかります。変動金利なら、どちらも5,500円です。

保証料は保証会社が決め、借入時にまとめて払う方法と金利に含める方法があります。保証料のほかに事務手数料などの諸費用もかかるため、見積もりで総額を出してもらってください。

団信はがん保障が年0.100%、3大疾病保障が年0.300%の上乗せ

団体信用生命保険(団信)には借りる人全員が入り、基本の保障は死亡と高度障害です。加入できるのは借入時65歳未満で、完済時の年齢の上限は引受会社により80歳未満か82歳未満です。

がん保障特約付は金利に年0.100%、がん・脳卒中・心筋梗塞を保障する3大疾病保障特約付は年0.300%が上乗せされます。10年固定なら、それぞれ年3.950%、年4.150%です。

団信の種類による保障の違いは団信とがん団信・ワイド団信の比較の記事で紹介しています。

ドコモSMTBネット銀行の対面相談コースと固定期間後の金利で比べる

筑邦銀行と同じように店舗で相談して借りる方法に、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)の対面相談コースがあります。窓口は銀行代理業者のSBIマネープラザで、福岡県ではSBI住宅ローン福岡の店舗で相談できます。

同行のWEB申込コースは2026年10月30日17時で仮審査の受付を終える予定で、その後の新しい申し込みは対面相談コースが受け付けます。

項目 筑邦銀行(住まいる住宅ローン) ドコモSMTBネット銀行(対面相談コース・通期引下げプラン)
10年固定(2026年10月) 年3.850%(割引条件あり) 年3.739%
変動金利(2026年10月) 年1.075% 年1.600%(物件価格の80%以下)
固定期間が終わった後の引下げ幅 基準金利から年1.000% 変動へ移ると基準金利から年1.646%、固定を選ぶと年1.546%
10年固定の後に変動へ移った場合の金利 年2.625% 年2.379%
固定期間中の一部繰上返済の手数料 33,000円 無料
保証料 必要(保証会社が決定) 不要(保証会社を使う場合も銀行が負担)
借入時の事務手数料 保証料とは別に必要 借入金額の2.2%(税込)
上乗せなしで付く保障 死亡・高度障害 死亡・高度障害と全疾病保障、50歳以下は3大疾病50%保障

ドコモSMTBネット銀行は対面相談コースの金利(2026年10月1日現在)、手数料・諸費用、団信の案内をもとに作成。変動へ移った場合の金利は、各行の基準金利が2026年10月と同じと仮定した値です。

同じ10年固定で始めると、ドコモSMTBネット銀行は期間が終わった後の引下げ幅が大きく、試算では11年目以降の毎月の返済が約11.0万円です。筑邦銀行より約3,500円少なくなります。

固定期間中でも一部繰上返済が無料で、全疾病保障も上乗せなしで付きます。筑邦銀行で3大疾病の保障を付けると年0.300%上乗せになるため、病気への備えを重視する人ほど金利の負担に違いが出ます。

一方で、ドコモSMTBネット銀行の事務取扱手数料は借入金額の2.2%で、3,000万円なら66万円です。審査の結果で金利が年0.100〜0.550%上乗せされる場合もあり、筑邦銀行の保証料と合わせた総額で比べる必要があります。

基準金利は銀行ごとに別々に動くため、11年目以降の差は目安です。商品の詳しい内容はドコモSMTBネット銀行の住宅ローンの解説の記事をご覧ください。

筑邦銀行で10年固定の見積りを取ったら、11年目以降の返済まで同じ条件でドコモSMTBネット銀行と並べておくと、固定期間後の差が見えます。SBIマネープラザの福岡の店舗では、対面相談コースの仮審査まで担当者と進められます。

筑邦銀行が向いている人と申し込みまでの流れ

住まいる住宅ローンは、給与振込の口座を筑邦銀行にまとめられる筑後地方の人に向いています。変動金利の割引が完済まで同じ幅で続く点も、このローンの強みです。

事前審査は窓口で受け付け、結果は1〜2営業日で連絡があります。お届け印、運転免許証、健康保険証、源泉徴収票などの所得確認資料、物件のチラシを持参します。住む物件が決まる前でも申し込めます。

県内のほかの地銀と比べるなら、福岡銀行のプレミアム住宅ローンの特別金利の記事も参考になります。

固定期間が終わった後の返済まで、福岡の店舗で並べて決める

住まいる住宅ローンは、固定期間が終わると割引の幅が小さくなります。ドコモSMTBネット銀行の対面相談コースでも11年目以降の返済まで出してもらうと、変動と固定のどちらで始めるかを総額で決められます。

  1. 来店予約:福岡はSBI住宅ローン福岡(ドコモSMTBネット銀行)
  2. 持参するもの:源泉徴収票など収入がわかる書類と物件資料(借り換えなら今のローンの返済予定表)
  3. 比べ方:仮審査で示された金利で固定期間後まで返済額を試算し、筑邦銀行の見積りと総額で比べる

固定期間後の返済を福岡で相談する

※PR SBIマネープラザは、SBI新生銀行・ドコモSMTBネット銀行を所属銀行とする銀行代理業者です。リンク先はSBIマネープラザのドコモSMTBネット銀行 住宅ローンのページです。

割引金利と基準金利は月ごとに動くため、最新の状況は各金融機関の発表でご確認ください。

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