但馬銀行の住宅ローンは、保証会社を使わない型のほうが金利は低く設定されています。2026年10月1日現在の金利プランでは、保証会社なしの変動金利が年1.275%から、全国保証の保証付きは最優遇で年1.375%です。
ただし保証会社なしの型は、原則として連帯保証人を2名以上立てることが条件です。金利も審査で個別に決まり、年1.275%は下限の数字にあたります。保証人を頼めるかどうかが、型を選ぶ最初の分かれ目となります。
同じ「たんぎん住宅ローン」でも保証会社の有無で別の条件
但馬銀行の住宅ローンは「たんぎん住宅ローン」の名前で、変動金利型と変動・固定金利選択型があります。どちらも、全国保証の保証を付けるかどうかで申込条件や費用が大きく変わります。
商品概要説明書と金利プランの案内をもとに、2つの型の違いを表にまとめました。年齢や勤続年数の条件は、保証会社を使わない型のほうが厳しい項目と緩い項目が混在しています。
| 項目 | 保証会社なし | 全国保証の保証付き |
|---|---|---|
| 変動金利(2026年10月1日現在) | 年1.275%〜(審査で決定) | 最優遇 年1.375% |
| 基準金利からの最大引下げ | 年2.30% | 年2.20% |
| 保証人 | 原則として連帯保証人2名以上 | 原則不要 |
| 保証料 | なし | 融資時に一括払い |
| 事務取扱手数料 | 定率方式は融資金額の2.20%〜2.75%+220,000円(税込) | 55,000円〜440,000円の範囲(税込) |
| 申込時の年齢 | 満20歳以上71歳未満(完済時81歳未満) | 満20歳以上65歳未満(完済時80歳未満) |
| 会社員の勤続年数 | 原則2年以上 | 1年以上・税込年収100万円以上 |
| 借入期間 | 1年以上40年以内 | 2年以上40年以内 |
但馬銀行の金利一覧・金利プランの案内(令和8年10月1日現在)と、たんぎん住宅ローン(変動金利型)商品概要説明書をもとに作成(2026年10月19日確認)。借入額は両型とも1億円以内です。
保証会社なしの型は連帯保証人2名が原則
保証会社を使わない場合、但馬銀行は連帯保証人を2名以上求めています。商品概要説明書では「原則として」とされ、例外の扱いは審査で決まります。
保証人がいれば保証料は要りません。事務取扱手数料を定率方式にすると、融資金額の2.20%から2.75%に220,000円を加えた額の範囲で決まります。
たとえば4,000万円を定率方式で借りる場合、手数料は下限で88万円、上限で132万円です。どの率になるかは審査しだいで、事前審査の段階で見積もりを出してもらう必要があります。
年齢の枠は保証会社なしの型のほうが広く、71歳未満まで申し込めます。自営業の人は営業3年以上が条件で、直近2期の決算書の提出と2期連続で経常利益が赤字でないことも求められます。
全国保証の保証付きは年収100万円から、保証料は一括
保証人を立てられない人は、全国保証の保証付きを選ぶことになります。会社員なら勤続1年以上、税込年収100万円以上が条件で、保証会社なしの型より入口は低めです。
保証料は融資時の一括払いで、100万円あたりの額は審査結果で幅があります。35年なら9,976円〜42,756円、40年なら10,811円〜46,333円です。
4,000万円を35年で借りると、保証料は約40万円〜約171万円となります。上限側になると、保証会社なしの型の手数料を上回ることもあります。
手数料の定額と定率の違いや、総額での比べ方は住宅ローンの事務手数料の定額型・定率型で詳しく扱いました。
最優遇金利には給与振込と取引、自己資金の要件
金利プランは2027年3月31日までの申込が対象で、適用されるのは借入日の金利です。保証付きの場合、基準金利の年3.575%から最大年2.20%が引き下げられます。
| 金利の種類(2026年10月1日現在) | 適用金利 |
|---|---|
| 変動金利の基準金利 | 年3.575% |
| 変動金利(保証付き・最優遇) | 年1.375% |
| 変動金利(保証会社なし) | 年1.275%〜 |
| 最優遇固定金利(10年) | 年3.70% |
| 最優遇固定金利(15年) | 年4.15% |
| 最優遇固定金利(20年) | 年4.45% |
但馬銀行の金利一覧・金利プランの案内(令和8年10月1日現在)をもとに作成(2026年10月19日確認)。団信の上乗せは含みません。
引下げ幅は、給与振込と指定の取引、自己資金の割合などで決まります。取引はカードローン、公共料金などの口座振替、50万円以上の定期預金のうち2項目以上が対象です。
自己資金が総所要資金の20%に届かないと、引下げ幅は小さくなります。保証会社の審査結果によっても引下げ幅が変わるため、表の金利は条件がそろった場合の値です。
がん団信の上乗せは申込時の年齢で3段階
一般の団体信用生命保険(団信)の保険料は、但馬銀行が負担します。がんや疾病の保障を厚くする団信を選ぶと、基準金利に上乗せが付きます。
| 団信の種類 | 申込時の年齢 | 上乗せ金利 |
|---|---|---|
| がん保障特約付団信 | 40歳未満 | 年0.1% |
| 40歳以上51歳未満 | 年0.2% | |
| 51歳以上56歳未満 | 年0.3% | |
| 3大疾病保障特約付団信 | 50歳未満 | 年0.3% |
| ダブルサポート団信(がん・7大疾病) | 40歳未満 | 年0.2% |
| 40歳以上51歳未満 | 年0.3% | |
| 51歳以上56歳未満 | 年0.4% | |
| 夫婦連生団信(保証会社なしのみ) | 40歳未満 | 年0.3% |
| 40歳以上71歳未満 | 年0.6% | |
| 引受条件緩和団信 | 71歳未満 | 年0.4% |
たんぎん住宅ローン(変動金利型)商品概要説明書(令和7年12月15日現在)と金利プランの案内をもとに作成(2026年10月19日確認)。ダブルサポート団信には全傷病保障のプランもあり、上乗せは年0.4〜0.6%です。
注意したいのは、がん保障特約付団信の年齢区分です。全国保証の保証付きでは、上乗せ年0.2%の区分が50歳未満までとなり、50歳以上の区分はありません。
50代前半でがん団信を付けたい人は、保証会社なしの型が前提です。団信の種類ごとの保障の違いはがん団信・ワイド団信の比較で整理しています。
基準金利は10月に年0.25%上昇、返済中は1月分から
但馬銀行は2026年9月29日、変動金利型の住宅ローン基準利率を年0.25%引き上げると発表しました。10月1日の改定で基準金利は年3.575%となりました。
すでに変動金利で返済している人は、12月の約定返済日の翌日以降、2027年1月の返済分から新しい利率が適用されます。返済額は5年ごとの見直しと1.25倍の上限に沿って決まります。
金利が上がっても毎月の返済額がすぐには増えない仕組みと、その間の元金の減り方は住宅ローンの5年ルール・125%ルールで解説しました。
相談の窓口は、兵庫県内の豊岡・姫路・加古川・西神中央・神戸・西宮・尼崎と、大阪府内の大阪・豊中・枚方・東大阪のローンセンターです。同じ兵庫の地銀ではみなと銀行の団信3種と手数料の型も取り上げています。
ドコモSMTBネット銀行と比べる、保証人も保証料も求めない型
神戸で比べる相手として、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)の対面相談コースがあります。銀行代理業者のSBIマネープラザが窓口で、兵庫県内では神戸の店舗で相談できます。
ネットで完結するWEB申込コースは、仮審査の受付を2026年10月30日17時で終える予定です。11月以降にこの銀行を選ぶ場合、申込みは対面相談コース経由となります。
| 項目 | 但馬銀行 | ドコモSMTBネット銀行(対面相談コース) |
|---|---|---|
| 変動金利(2026年10月) | 保証会社なし 年1.275%〜/保証付き 年1.375%(最優遇) | 年1.600%〜(通期引下げプラン・物件価格の80%以内) |
| 保証人 | 保証会社なしは原則2名以上 | 収入合算する場合、合算者が連帯保証人 |
| 保証料 | 保証付きは一括払い | 借入時の費用の案内に保証料の項目なし |
| 事務取扱手数料 | 定率方式は2.20%〜2.75%+220,000円(税込) | 借入額の2.2%(税込表記) |
| 上乗せなしで付く保障 | 一般団信 | 一般団信と全疾病保障、借入時50歳以下は3大疾病保障特約(50%) |
| 借入時の年齢 | 保証会社なし 71歳未満/保証付き 65歳未満 | 18歳以上65歳以下 |
| 借入期間 | 最長40年 | 最長50年(35年超は上乗せあり) |
ドコモSMTBネット銀行は、審査結果により年0.1〜0.55%、物件価格の80%超で年0.100%、借入期間35年超〜40年で年0.070%、40年超〜50年で年0.150%が上乗せされます(SBIマネープラザの商品ページ・2026年10月19日確認)。
表示の金利だけを並べると、但馬銀行の最優遇のほうが年0.225%〜0.325%低い水準です。4,000万円を35年で借り、金利が変わらないと仮定すると、保証付きとの毎月の差は約4,400円です。
差が出るのは保証の型です。但馬銀行で保証料をなくすには連帯保証人を2名以上立てる必要があり、保証付きにすれば4,000万円・35年で約40万円〜約171万円の保証料がかかります。
ドコモSMTBネット銀行の対面相談コースは、借入時の費用が事務取扱手数料と印紙税などで、保証料の項目がありません。お借入条件で連帯保証人とされるのは、収入を合算する家族です。
保障の面では、全疾病保障が上乗せなしで付き、借入時50歳以下なら3大疾病で残高の半分が保障されます。但馬銀行で3大疾病の保障を付けると年0.3%の上乗せとなり、保障の範囲も異なるため、金利だけでは比べられません。
注意したいのは、ドコモSMTBネット銀行は審査結果で最大年0.55%が上乗せされる場合がある点です。但馬銀行の保証会社なしの型も金利は審査で決まるため、両行とも事前の審査を通して初めて総額が並べられます。商品の全体像はドコモSMTBネット銀行の住宅ローンの金利・団信・審査で扱っています。
SBIマネープラザでは、SBI新生銀行の住宅ローンも相談できます。
但馬銀行で保証人を頼むか保証料を払うかで迷ったら、保証人も保証料も求めないドコモSMTBネット銀行の金利を同じ借入額で出してもらうと、3つの選択肢を総額で並べられます。SBIマネープラザの神戸の店舗では、対面相談コースの仮審査まで担当者と進められます。
但馬銀行で借りる前に決めておきたいこと
但馬銀行の住宅ローンは、保証の型を決めると金利・費用・団信の選択肢がほぼ決まります。
- 連帯保証人を2名以上頼めるなら、保証会社なしの型で年1.275%からの金利が候補になる
- 保証人を立てられないなら全国保証の保証付きとなり、35年で100万円あたり約1万〜約4.3万円の保証料が加わる
- 50歳以上56歳未満でがん団信を付けたい人は、保証会社なしの型を選ぶことになる
- 最優遇の金利には、給与振込・指定の取引・自己資金20%以上などの要件がそろう必要がある
変動金利を選ぶときの返済額の上がり方や注意点は、国土交通省が住宅ローンの金利リスクの普及啓発のページで公表しています。
金利・キャンペーンは月ごとに動くため、最新の状況は各金融機関の発表でご確認ください。