紀陽銀行の住宅ローン|手数料定率と全期間引下げの総額差

紀陽銀行で新築の家を建てる人や買う人は、手数料定率プランを選ぶと総額を抑えやすい計算になりました。2026年10月の最大引下げ後の変動金利は年1.090%で、全期間金利引下げプランの年1.335%より0.245%低くなっています。

4,000万円を35年で借りる場合、保証料を一括で払う全期間金利引下げプランとの差は約195万円です(当サイト試算・保証料率0.2%)。ただし手数料定率プランは新築向けで、保証料を金利に上乗せする方式と比べると、借りてから4年ほどは全期間金利引下げプランの負担が軽くなります。

和歌山の地銀だが、大阪府内に住宅ローンの相談窓口が3つある

紀陽銀行は和歌山市に本店を置く地方銀行です。住宅ローンの相談窓口は、大阪府内にも東岸和田住宅ローンセンター、堺マネープラザ、大阪マネープラザ(大阪市北区堂島)の3か所があります。

堺と大阪のマネープラザは平日に加えて日曜日も午前10時から午後4時まで開いています。事前審査は、所定の申込書に記入してマネープラザ・住宅ローンセンターか近くの営業店に連絡する流れです。

大阪で地銀の住宅ローンを比べている人は、同じ大阪に窓口を持つ池田泉州銀行の団信5種と手数料の違いも候補に入っているはずです。紀陽銀行は、手数料の払い方で金利が変わる2つのプランが特徴です。

手数料定率プランと全期間金利引下げプランは、何を前払いするかが違う

手数料定率プランは、借入額の2.2%(税込)の取扱手数料を借入時に払う代わりに、保証料を銀行が負担するプランです。金利の引下げ幅は最大年2.485%に設定されました。

全期間金利引下げプランは、取扱手数料が1件55,000円(税込)で済む一方、保証会社への保証料がかかります。引下げ幅は最大年2.240%で、借入期間中は引下げ幅が変わらないと銀行は案内しています。

項目 手数料定率プラン 全期間金利引下げプラン
変動金利(最大引下げ後) 年1.090% 年1.335%
3年固定 年2.815% 年3.060%
5年固定 年3.115% 年3.360%
10年固定 年3.565% 年3.810%
取扱手数料 借入額×2.20%(税込) 55,000円(税込)
保証料 銀行が負担 保証料率0.2〜0.9%(一括前払いか金利に上乗せ)
保証会社の事務手数料 55,000円(税込) 55,000円(税込)

紀陽銀行「金利一覧」の住宅ローン金利(2026年10月10日現在)と各プランの商品ページ・商品概要をもとに作成(2026年10月28日確認)。店頭金利は変動年3.575%、全期間金利引下げプランの金利は保証料を一括前払いした場合です。

引下げ幅は、申込内容や自己資金の割合、給与振込やカードローン、紀陽ダイレクトなどの取引状況から総合的に決まります。表の金利は最大の引下げを受けた場合で、全員に当てはまるわけではありません。

2つのプランとも、変動金利と3年・5年・10年の固定金利から選べます。住宅ローンの利用者がどの金利タイプを選んでいるかは、住宅金融支援機構の住宅ローン利用者の実態調査にまとめられています。

手数料を定率で払うか定額で払うかの一般的な違いは、住宅ローンの事務手数料の定率と定額の比べ方で解説しています。紀陽銀行の場合は、定額の側に保証料が加わる点を見落とさないことが大切です。

4,000万円・35年で試算すると、借入時の負担はほぼ同じだった

当サイトで、4,000万円を35年・元利均等・ボーナス返済なしで借りた場合を試算しました。変動金利は全期間変わらず、どちらも最大の引下げを受けると仮定しています。

全期間金利引下げプランの保証料は、最も低い保証料率0.2%で一括前払いした場合です。銀行の商品概要では、100万円あたりの保証料は35年で20,404円とされ、4,000万円なら816,160円になります。

プラン 金利 借入時の費用 毎月返済額 総額(返済額+借入時の費用)
手数料定率プラン 年1.090% 約93.5万円 約11.5万円 約4,907万円
全期間金利引下げプラン(保証料一括) 年1.335% 約92.6万円 約11.9万円 約5,102万円
全期間金利引下げプラン(保証料を金利に上乗せ) 年1.535% 11万円 約12.3万円 約5,184万円

当サイト試算(2026年10月10日現在の紀陽銀行の変動金利をもとに計算)。借入時の費用は取扱手数料・保証会社の事務手数料・保証料で、印紙代や登記費用は含みません。

手数料定率プランの取扱手数料88万円と、全期間金利引下げプランの保証料約82万円はほぼ同じ金額です。借入時に出ていくお金が変わらないまま、金利だけが0.245%低い計算になりました。

この結果、毎月の返済額は約4,700円少なく、35年間の総額では約195万円の差がつきます。保証料率が0.2%より高く決まると、全期間金利引下げプランの負担はさらに増えます。

保証料を金利に上乗せすると、5年目のあたりで損得が入れ替わる

全期間金利引下げプランは、保証料を一括で払わずに金利へ上乗せする方式も選べます。保証料率0.2%なら金利は年1.535%となり、借入時の費用は手数料の11万円だけです。

借りてから途中で全額を返す場合を想定し、それまでに払った利息と借入時の費用を合計しました。全額繰上返済の手数料は両プランで同じため含めていません。

借りてからの年数 手数料定率プラン 全期間金利引下げ(保証料を上乗せ) 全期間金利引下げ(保証料一括)
1年 約137万円 約72万円 約145万円
3年 約220万円 約189万円 約248万円
5年 約299万円 約301万円 約345万円
7年 約373万円 約408万円 約437万円
10年 約477万円 約556万円 約565万円

当サイト試算(4,000万円・35年・変動金利が全期間一定の場合の利息と借入時の費用の合計)。一括で払った保証料の返戻は考慮していません。

保証料を上乗せする方式は、借りてから4年目までは手数料定率プランより負担が軽く、5年目にほぼ並びました。数年以内に売却や借り換えを予定している人は、この方式も候補になります。

手数料定率プランの取扱手数料は、繰上返済をしても返戻されないと銀行は明記しています。保証料率が0.5%以上と決まった場合は、金利に上乗せする方式しか選べません。

中古住宅や借り換えでは、全期間金利引下げプランが前提になる

手数料定率プランの商品ページの留意事項には、新築住宅の建築・購入資金に限ると書かれています。中古マンションを買う人や他行から借り換える人は、全期間金利引下げプランで検討することになります。

手数料定率プランの商品概要の使いみちには、中古住宅や借換資金も記載されています。中古や借り換えで使えるかは、事前審査の申込時に窓口で確認する必要があります。

どちらのプランも、紀陽銀行の住宅ローンからの借り換えには使えません。借入額は100万円以上2億円以内、期間は1年以上40年以内で、借入時18歳以上・完済時80歳以下が条件です。

団信の上乗せと繰上返済の手数料は、2つのプランで共通

一般の団信の保険料は銀行が負担します。保障を厚くすると、がん保障で年0.15%、3大疾病保障で年0.20%、ライフサポートで年0.25%、夫婦連生団信で年0.20%が金利に上乗せされます。

ライフサポートは、3大疾病に加えて精神障害を除く病気やケガで働けない状態が続いた場合も残高相当額が支払われる団信です。団信の種類ごとの違いはがん団信やワイド団信の比較の記事にあります。

繰上返済の手数料は、店頭で手続きすると変動金利の期間中が22,000円、固定金利の期間中が33,000円(いずれも税込)です。紀陽ダイレクトなら、100万円以上の一部繰上返済が無料になります。

ドコモSMTBネット銀行と比べる、手数料2.2%で保証料はかからない

手数料の払い方で比べたい相手が、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)の対面相談コースです。窓口は銀行代理業者のSBIマネープラザで、大阪には梅田に店舗があります。

ドコモSMTBネット銀行はWEB申込コースの仮審査受付を2026年10月30日17時で締め切ります。締め切り後に同行へ申し込む人は、対面相談コースを使うことになります。

項目 紀陽銀行(手数料定率プラン) ドコモSMTBネット銀行(対面相談コース)
変動金利(2026年10月) 年1.090%(最大引下げ後) 年1.600%(通期引下げプラン・物件価格の80%以下)
借入時の手数料 借入額×2.20%+保証会社の事務手数料55,000円 借入額×2.20%
保証料 銀行が負担 かからない
使える資金 新築住宅の建築・購入(商品ページの記載) 住宅の新築・購入と借り換え(借換と同時の増改築資金も可)
一部繰上返済 紀陽ダイレクトで100万円以上は無料、店頭は有料 1円から何度でも無料
上乗せなしで付く保障 一般団信 全疾病保障・先進医療特約、50歳以下は3大疾病保障(残高の50%)

ドコモSMTBネット銀行は、審査結果により年0.1〜0.55%、新規借入の変動金利で物件価格の80%超は年0.100%、借入期間35年超〜40年は年0.070%が上乗せされます(同行の対面相談コースの金利・手数料のページ、保証料のFAQ、SBIマネープラザの商品ページ・2026年10月28日確認)。

新築で最大の引下げを受けられる人には、金利の面で紀陽銀行の手数料定率プランが有利です。同じ4,000万円・35年で試算すると、ドコモSMTBネット銀行の毎月返済額は約12.4万円で、紀陽銀行より約1万円多くなります。

ドコモSMTBネット銀行の強みは、新築以外の住宅購入や借り換えでも、手数料2.2%で保証料のない仕組みを使えることです。紀陽銀行で新築以外の資金を借りる人が比べる場合、相手は保証料のかかる全期間金利引下げプランになります。

保障の範囲でも差があります。ドコモSMTBネット銀行は全疾病保障が上乗せなしで付き、50歳以下なら3大疾病で残高の半分が保障されます。紀陽銀行で病気への保障を付けると、年0.15〜0.25%の上乗せが必要です。

注意点は、ドコモSMTBネット銀行も審査結果で最大年0.55%が上乗せされることです。紀陽銀行も取引状況で引下げ幅が変わるため、両行とも事前審査で自分の金利が出るまで総額の優劣は決まりません。SBIマネープラザでは、SBI新生銀行の住宅ローンも相談できます。

紀陽銀行の事前審査で引下げ幅が分かったら、同じ借入額でドコモSMTBネット銀行の変動金利と比べると、借入額に応じた手数料を払っても割に合うのはどちらかが見えてきます。SBIマネープラザの大阪梅田の店舗では、対面相談コースの仮審査まで担当者と進められます。

紀陽銀行のプランを選ぶ前に決めておくこと

紀陽銀行の2つのプランは、資金の使いみちと返済を続ける年数で向き不向きが分かれました。

  • 新築を建てる・買う人で長く返済を続ける予定なら、手数料定率プランが総額を抑えやすい
  • 中古住宅や他行からの借り換えなら、全期間金利引下げプランで保証料率を確認する
  • 4年以内に売却や借り換えをする可能性があるなら、保証料を金利に上乗せする方式も比べる
  • 給与振込などの取引を移せないと、最大の引下げを受けられない場合がある

紀陽銀行の変動と固定の見積りを、梅田でドコモSMTBネット銀行と並べる

紀陽銀行は変動金利と3年・5年・10年の固定金利から選べ、プランによって同じ金利タイプでも金利が変わります。ドコモSMTBネット銀行の対面相談コースなら、同じ借入額で金利タイプごとの返済額を出してもらえます。

大阪の店舗で確かめられること

  • 変動金利と固定期間を選んだ場合の毎月返済額を、同じ借入額で並べた結果
  • 紀陽銀行の手数料定率プランや全期間金利引下げプランの見積りと、仮審査で出る金利との総額の差
  • 中古住宅や借り換えで、保証料なしの仕組みを使えるかどうか

大阪の相談店舗:SBI住宅ローン大阪梅田(ドコモSMTBネット銀行)

梅田で金利タイプを相談する

※PR SBIマネープラザは、SBI新生銀行・ドコモSMTBネット銀行を所属銀行とする銀行代理業者です。リンク先はSBIマネープラザのドコモSMTBネット銀行 住宅ローンのページです。

金利や手数料、保証料率は改定されることがあるため、最新の状況は各金融機関の発表でご確認ください。

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