横浜銀行の住宅ローンは、借りる人の住所ではなく物件の所在地で対象が決まります。原則は神奈川県全域と東京都の一部で、都内の物件は対象の区市町村に入っているかを先に確かめる必要があります。
団信は上乗せなしの一般団信を含む6種類で、がんや全傷病を手厚くするほど金利が年0.20〜0.35%上がります。手数料の型は融資手数料型と標準型の2つから選び、同じ借入額でも総額に差が出ます。
横浜銀行で借りられるかは物件の所在地で決まる
公式の案内では、借入対象の物件は原則として神奈川県全域と東京都の一部とされています。東京都内で対象になる地域は、銀行が別の一覧で示しています。
都内に住んでいる人でも、買う物件が神奈川にあれば対象になります。逆に、横浜に勤めていても都内の対象外の地域で買うなら利用できません。見るべきは物件の住所で、勤務先や現住所は関係しません。
相談の窓口は、神奈川と東京にある18か所の有人住宅ローンセンターです。事前審査はWebで申し込めて、その時点では横浜銀行の口座がなくても構いません。
運営面では、持株会社が2025年に社名を横浜フィナンシャルグループへ変えました。横浜銀行そのものの商号は変わっておらず、グループには東日本銀行と神奈川銀行も入っています。
2026年10月の金利は手数料の型で2本立て
横浜銀行は2026年10月1日、新規借入の適用利率を公表しました。変動金利型と固定金利指定型は、融資手数料型と標準型で引下げ後の金利が異なります。
| 金利タイプ | 店頭表示金利 | 融資手数料型 | 標準型 |
|---|---|---|---|
| 変動金利型 | 3.375% | 1.325% | 1.435% |
| 固定金利指定型3年 | 4.950% | 2.900% | 3.010% |
| 固定金利指定型5年 | 5.250% | 3.200% | 3.310% |
| 固定金利指定型10年 | 5.850% | 3.800% | 3.910% |
| 超長期固定金利型(20年超35年以内) | 4.400% | 選べない | 4.400%(引下げなし) |
2026年10月時点(新規借入・最大の引下げを適用した場合)。横浜銀行の公式サイトにて確認。審査結果で引下げ幅は変わります。
給与振込を横浜銀行で受けるなど所定の条件を満たすと、さらにおトクな金利プランとして年0.03%の引下げが加わります。融資手数料型の変動に重ねた最下限は年1.295%です。
超長期固定金利型は店頭表示金利からの引下げがなく、前年度の税込年収400万円以上という条件も付きます。全期間固定を考えるなら、横浜銀行が取り扱う住宅金融支援機構のフラット35も並べて見る価値があります。
手数料型と標準型、4,000万円で比べた総額
融資手数料型は借入額の2.20%(税込)を手数料として払い、保証料は金利に含まれます。標準型は事務取扱手数料が22,000円(税込)で済む代わりに、保証料を別に払います。
公式は標準型の保証料を、1,000万円・35年で206,810円と例示しています。100万円あたりの料率で決まるため、4,000万円なら827,240円になる計算です。不動産担保取扱手数料33,000円(税込)は両方にかかります。
| 項目(4,000万円・35年・元利均等) | 融資手数料型 | 標準型 |
|---|---|---|
| 借入時の手数料・保証料 | 913,000円 | 882,240円 |
| 毎月の返済額 | 約119,074円 | 約121,204円 |
| 35年間の利息 | 約1,001万円 | 約1,091万円 |
| 手数料・保証料を含む総額 | 約5,092万円 | 約5,179万円 |
当編集部の試算。上の表の変動金利(最大引下げ後)が35年間変わらないと仮定し、ボーナス返済なし。さらにおトクな金利プランと団信の上乗せは含めていません。
金利が動かない前提では、完済まで借りると融資手数料型が約86万円少なく済みます。初期費用はほぼ同じで、差の大半は年0.11%の金利差が35年積み上がった分です。
一方で横浜銀行自身は、標準型を繰り上げ返済で早く返したい人向けと案内しています。途中で大きく返す、売却して完済する予定があるなら、金利差が効く期間が短くなり差は縮みます。
固定金利型と超長期固定金利型は融資手数料型を選べず、借り換えでも型の条件は新規と違います。定額型と定率型の考え方は住宅ローンの事務手数料の比べ方で詳しく整理しています。
団信は6種、上乗せは0%から0.35%まで
横浜銀行の団信は、保険料を銀行が負担する一般団信に、5つの特約付きプランを加えた6種類です。特約を付けるほど保障は広がり、金利が上乗せされます。
| 団信の種類 | 金利の上乗せ | 主な保障 |
|---|---|---|
| 地銀協一般団信 | なし | 死亡・所定の高度障害、リビングニーズ特約 |
| ガン保障特約付き | 年0.20% | がんと診断されると残高0円、入院一時金10万円 |
| 3大疾病保障特約付き | 年0.25% | がんに加え脳卒中・急性心筋こうそくの所定の状態 |
| 8大疾病保障特約付き | 年0.30% | 8つの疾病と入院保障、配偶者のがん保障 |
| 全傷病保障特約付き(ダブルサポート) | 年0.35% | 3大疾病とそれ以外の病気・ケガ |
| 引受条件緩和型(ワイド) | 年0.30% | 持病があっても加入できる場合がある |
年齢の条件も種類で違います。一般団信は借入時71歳未満・完済時82歳未満ですが、3大疾病は借入時51歳未満で完済時76歳未満、全傷病とワイドも借入時51歳未満です。
上乗せは借入期間を通して続くため、年0.20%でも4,000万円・35年なら負担は小さくありません。団信の種類ごとの違いはがん団信・ワイド団信の比較が参考になります。
途中から団信を付け替えることはできず、選べるのは新規契約のときだけです。借入後に保障を足したくなっても変えられないので、申込の段階で家計と健康状態を見て決める必要があります。
申込はWebの事前審査、契約は住宅ローンセンター
手続きは事前審査、正式審査、契約、融資実行の4段階です。事前審査と正式審査はWebで申し込めますが、契約は希望する住宅ローンセンターで行います。
契約には電子契約サービスも用意され、使えれば収入印紙が要りません。借入後はインターネットバンキングで繰り上げ返済と金利種類の変更をすると、手数料がかかりません。
変動金利型は金利を6か月ごとに見直し、返済額は約5年間一定です。6年目に返済額が増える場合も、前回の1.25倍が上限です。この仕組みの読み方は5年ルール・125%ルールの解説で扱っています。
ドコモSMTBネット銀行と比べる、団信の付き方
同じ団信の観点で、SBIマネープラザが窓口となるドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)の対面相談コースを並べると、保障の付き方が大きく違います。
対面相談コースでは一般団信の保険料を銀行が負担し、全疾病保障が付いたスゴ団信が基本です。借入実行時に50歳以下なら、3大疾病保障特約(50%)も基本で付きます。
横浜銀行でがんや全傷病に備えるには年0.20〜0.35%の上乗せが要るため、保障を厚くしたい人ほど比べる意味があります。団信の保障額は最大3億円で、一部繰上返済の手数料も0円です。
注意したい点もあります。ドコモSMTBネット銀行は審査結果によって表示金利に年0.1〜0.55%上乗せされることがあり、物件価格の80%を超える借入でも上乗せがあります。
対面相談コースのスゴ団信の中身はスゴ団信の保障と上乗せ金利でまとめています。なお、同じ店舗ではSBI新生銀行の住宅ローンも相談できます。
横浜銀行で特約付き団信の見積りを取ったら、上乗せ後の金利とスゴ団信付きの条件を同じ借入額で並べると違いが見えます。SBIマネープラザの横浜の店舗では、ドコモSMTBネット銀行の対面相談コースを仮審査まで相談できます。
よくある質問
Q. 東京都に住んでいても横浜銀行の住宅ローンは使えますか?
A. 判断の基準は物件の所在地です。神奈川県内の物件なら都内在住でも対象で、都内の物件は銀行が示す対象地域に入っているかで決まります。
Q. 横浜銀行の口座がなくても事前審査を申し込めますか?
A. 申し込めます。公式は審査の時点で口座がなくてもよいと案内しています。給与振込で受けられる追加の引下げを使うなら、借入後の口座の使い方も考えておきます。
Q. 横浜銀行の団信は借入後に変更できますか?
A. できません。各団信は新規契約のときに選ぶもので、借入の途中で加入したり種類を変えたりはできないと公式に書かれています。
Q. 横浜銀行の融資手数料型はどの金利タイプでも選べますか?
A. 選べるのは変動金利型と固定金利指定型です。超長期固定金利型は事務取扱手数料22,000円(税込)と保証料を払う形で、金利の引下げもありません。
横浜銀行が合う人、ほかも見ておきたい人
神奈川の物件を買い、近くの住宅ローンセンターで相談しながら進めたい人には、店舗網の厚さが助けになります。完済まで持つ前提なら、融資手数料型の金利の低さが効きます。
都内の物件を検討している人や、がん・全傷病の保障を上乗せなしで厚くしたい人は、別の銀行も並べたほうが判断しやすくなります。金利・キャンペーンは月ごとに動くため、最新の状況は各金融機関の発表でご確認ください。
神奈川で横浜銀行と比べるなら
横浜銀行の見積りが出たら、同じ横浜でドコモSMTBネット銀行の条件も確かめる
横浜銀行は手数料の型と団信の種類で金利が変わります。同じ物件・同じ借入額で、ドコモSMTBネット銀行の対面相談コースで自分に出る条件を並べると、どちらが合うかを総額で判断できます。
- 仮審査で、物件価格に対する借入割合を踏まえた自分の適用金利を確かめられる
- 横浜銀行の特約付き団信と、スゴ団信の保障の範囲を同じ表で比べられる
- 横浜銀行の手数料型・標準型の見積りを持ち込み、諸費用込みの総額で並べられる
神奈川の相談店舗(SBIマネープラザ)
SBI住宅ローン横浜(ドコモSMTBネット銀行の住宅ローンを対面で相談)
※PR SBIマネープラザは、SBI新生銀行・ドコモSMTBネット銀行を所属銀行とする銀行代理業者です。リンク先はSBIマネープラザのドコモSMTBネット銀行 住宅ローンのページです。