PayPay銀行の住宅ローンのメリットとデメリット・注意点を徹底解説

PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)はソフトバンクグループとヤフー株式会社が展開する金融サービスの中心のネット銀行として営業しています。

 

ジャパンネット銀行として登場したのが2000年です。そのころから、PayPay銀行はインターネットを通じた銀行サービスを提供してきました。ネット銀行なのでネットで銀行サービスを提供するのは当然のことですが、住宅ローン、個人ローン、預金、投資関連サービスなど多岐にわたる金融サービスをインターネットを通じて提供しています。

 

住宅ローンも最新の商品性を備えています。例えば、申し込みから返済まで住宅ローンに関する基本的な手続きはすべてインターネットを通じて行われます。特に、PayPay銀行の住宅ローンは、変動金利と固定10年金利が魅力的な金利水準で、住宅ローン業界の中で最も注目の金融機関と言っても過言ではありません。

特に今月はかなり強烈なキャンペーンを実施しています。

 

この記事では、PayPay銀行の住宅ローンのメリットとデメリットを解説していきます。

 

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PayPay銀行の住宅ローン 主な特徴

 

低金利が人気

 

先ほども記載した通り、PayPay銀行の住宅ローンは低金利が大きな特徴です。

 

2024年9月現在の金利は以下の通りです。後ほど紹介しますが、今月は変動金利タイプの住宅ローンがかなりお得になるキャンペーンを行っています。

変動金利(自己資金10%以上の場合) 10年固定金利(自己資金10%以上の場合)
年0.270% 1.075%

 

自己資金10%未満の方は、上記の金利に一定の上乗せ金利を加算した金利が適用されます。

いずれにせよ、他のネット銀行と比較しても訴求力のある金利設定となっており、いかにPayPay銀行が住宅ローンに注力しているかがわかります。

 

 

ネットで手続きが完結

 

PayPay銀行はネット専業銀行で、実店舗がないため住宅ローンの申し込みから契約までが全てオンラインで完結します。オンラインで完結するので、予約や待ち時間などの手間が省け、申し込みが非常に手軽です。

 

例えば、必要書類はスマホやパソコンを使って写真を撮り、オンラインで簡単に提出できます。また、契約書の記入や捺印は不要で、全てネット上で完了するのが大きな利点です。

 

ただし、店舗がないため対面での相談ができない点が気になるかもしれませんが、PayPay銀行では電話やオンラインでのサポートが充実しているため、住宅ローンに関する相談も安心して行うことができます。

 

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PayPay銀行の住宅ローンのメリット

 

充実した団信保障プラン

 

PayPay銀行の住宅ローンはネット銀行の中でも団信サービスが充実していてます。主な保障のサービス内容は以下のとおりです。

団信保障プラン 上乗せ金利 加入可能年齢 概要
一般団信 なし 65歳未満 死亡・所定の高度障害状態、医師の診断書等により保険会社に余命6ヶ月以内と判断された場合、住宅ローン残高が「0円」に。
がん50%保障団信 なし 51歳未満 一般団信+がん(所定の悪性新生物)と診断確定されたら住宅ローン残高が「半分」に。
がん100%保障団信 +0.1% 51歳未満 一般団信+がん(所定の悪性新生物)と診断確定されたら住宅ローン残高が「0円」+給付特約つき。
ワイド団信 +0.3% 65歳未満 健康上の理由で一般団信にご加入いただけない方でも加入できる可能性のある引受基準を緩和したプラン。(保障内容は一般団信と同一。)

 

51歳未満の方であれば、上乗せ金利なく「がん50%保障団信」に加入することができる点は非常に魅力的です。

 

定期自動入金サービス

 

PayPay銀行で住宅ローンの借り入れを行う場合、返済口座はPayPay銀行の円普通預金口座です。この口座では『定額自動入金サービス』というサービスを利用することができます。

 

このサービスを使えば、手数料無料で他行の自分名義の口座からPayPay銀行の口座へ指定した額を毎月自動的に入金することが可能です。毎月の給与や賞与を他の銀行で受け取っている場合でも、給与口座から住宅ローンの支払いに必要な金額をPayPay銀行の口座に自動的に移動させることができるので毎月の資金移動の負担を軽減することができます。

 

審査期間が短い

 

PayPay銀行の住宅ローン審査スピードはとても早いです。事前審査は最短当日〜最大5営業日、本審査は最短3日〜10営業日で回答が戻ってきます。

 

住宅を購入したいと考えている方がローンの借り入れ先を急ぐ場合にも、審査結果を早く知ることができ使いやすい住宅ローンと言えるでしょう。

 

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PayPay銀行の住宅ローンのデメリット

 

個人事業主・法人経営者には厳しい

 

PayPay銀行は個人事業主・法人経営者向け住宅ローンを別途用意しています。専用商品ということで審査に通る可能性は高いと思われますが、残念ながら金利がやや高めなので、個人事業主や法人経営者の方が無理にPayPay銀行を利用するメリットはないでしょう。特に変動金利は通常のローン商品と比べて2倍近い金利となってしまっているので、個人事業主の方や法人経営者の方は別の住宅ローンを検討された方が良いかもしれません。

 

PayPay銀行の住宅ローンがおすすめな人

 

PayPay銀行の住宅ローンは、非常に低い金利設定と迅速な審査が大きな特長です。ネット銀行の中でも最低水準の金利を提供しているため、金利を低く抑えたい人にとってPayPay銀行は理想的な選択肢となります。また、審査期間がスムーズに進めば半月程度で完了するため、スピーディーに住宅ローンの審査を終えたい方にも適しています。

 

さらに、団体信用生命保険(団信)の面でも、PayPay銀行は優れた保障を提供しています。

 

51歳未満の方であれば、住宅ローンの残高が半分になると保障される「がん50%保障団信」が金利上乗せなしで付帯します。さらに0.1%の金利上乗せで「がん100%保障団信」にアップグレード可能であり、これにより団信の保障の手厚さは業界トップクラスです。

 

ただし、融資の対象が事実上サラリーマンに限定されており、自営業者やフリーランサーなどには不利な住宅ローンです。この点をクリアできれば利用者にとってメリットが多い住宅ローンと言えるでしょう。

 

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