SBIアルヒの住宅ローンの評判は?メリット・デメリットなど解説!

SBIアルヒ株式会社は、2001年5月に創業された日本初の住宅ローン専門金融機関(モーゲージバンク)として、長年にわたり住宅ローン市場をけん引してきた実績を持ちます。設立当初から一貫して住宅ローンに特化したサービスを展開し、固定金利型住宅ローン「フラット35」を中心に多くの利用者に選ばれてきました。

 

2024年1月には社名を「SBIアルヒ株式会社」へと変更し、SBIグループに再び参画することで、新たな企業フェーズに突入しています。実は、同社はもともとSBIグループ内で「SBIモーゲージ」として営業していた経緯があり、2010年代にグループを一時離脱した後も独自に成長を続けてきました。そして、約10年を経て再びSBIグループに復帰したことで、グループ内の金融ノウハウやテクノロジーとのシナジーを活かし、より高品質な住宅ローンサービスの提供を目指しています。

 

今後はSBIグループの総合力と連携しながら、デジタル対応や審査スピードの強化、疾病保障付き商品など、住宅ローンの利便性と安心感を高める商品設計にもさらに注力していくことが期待されています。

 

中でも注目すべきは、SBIアルヒの長年にわたるフラット35の取り扱い実績です。住宅金融支援機構が提供する長期固定金利型ローンである「フラット35」において、SBIアルヒは20年以上にわたり高いシェアを誇っており、融資実行件数では業界No.1の地位を維持しています。

 

とくに主力商品である「ARUHI フラット35」は、安定した金利と高い信頼性で支持を集めており、2010年度から2023年度にかけての統計においても、国内の全金融機関の中で【フラット35】の実行件数トップを誇っています(※借り換えを含む実績、2025年5月末時点/SBIアルヒ株式会社調べ)。

 

このように、「フラット35といえばSBIアルヒ」といっても過言ではないほど、SBIアルヒ株式会社は業界内で確固たるポジションを築いてきました。20年以上にわたる実績と信頼、そしてSBIグループとの連携によって、今後も住宅ローン市場の中核的存在であり続けることが期待されています。

 

 

「ARUHI フラット35」は、主に金利の低さや専門スタッフの知識・全国で相談できる窓口の多さなどが高い評価に繋がっています。

 

全国の店舗では、フラット35に限らず、住宅ローンに関する様々な相談に応じています。家を買うということは人生で最も大きな買い物であり、住宅ローンをどのように選ぶか、どれだけ借りることができるかなど、多くの疑問や不安が生じます。SBIアルヒ株式会社の全国にある店舗では、専門スタッフがそれらの疑問に対面で応じてくれるので、住宅ローンの契約に不安を抱える利用者から高い評価を得ています。

 

ARUHIの住宅ローン詳細はこちら

 

この記事では、「ARUHI フラット35」の住宅ローンの評判に触れながら、メリット・デメリットについて解説します。

 

 

ARUHI住宅ローンのメリット

 

SBIアルヒ株式会社は、日本における住宅ローン専門の最大手金融機関として知られています。この機関は、住宅金融支援機構によるフラット35の取り扱い件数で高いシェアを維持している実績があります。

 

自己資金の割合で金利が優遇される

 

SBIアルヒ株式会社が提供する住宅ローンの中でも、特に注目を集めているのが「ARUHIスーパーフラット」です。これは、国の住宅支援制度である「フラット35」を基盤に、ARUHIが独自に金利を引き下げた商品で、完済まで金利が一切変わらない固定金利型住宅ローンの中でも、特に低金利で利用できる点が大きな特長です。

 

この「ARUHIスーパーフラット」には、自己資金の割合によって金利が段階的に設定されるというユニークな仕組みがあります。具体的には、自己資金が1割用意できる人から、5割以上の自己資金を用意できる人まで幅広い金利優遇サービスを用意しています。自己資金の多い人ほど低金利で借りられる、非常に合理的な住宅ローン商品と言えます。

 

このため、「ARUHIスーパーフラット」は頭金をしっかり準備できる人にとって、総返済額を大きく抑えることができる魅力的な選択肢となります。また、金利の上昇リスクに備えたい人、将来の家計設計を安定させたい人にも非常に向いており、長期的に安心して返済を続けられる住宅ローンを探している方におすすめです。

 

業界最短の審査期間

 

ARUHIの特徴2つ目は審査のスピードです。事前審査については、最速で当日中に結果が出る場合もあり、本審査でも最短3営業日で結果を知ることができます。これは、時間的余裕が少ない場合や、競争が激しい人気物件を確実に手に入れたい場合、または月が変わることでフラット35の金利が変動するのを避けたい場合などに特に有効です。

 

一般的に事前審査では1週間、本審査では5日〜2週間ぐらいの所要日数の金融機関が多い中で驚異的な審査スピードと言えます。

 

店舗は全国展開

 

SBIアルヒ株式会社は、都市部を中心に日本全国に店舗網を展開しており、店舗では「フラット35」などの住宅ローンに関する対面相談を受け付けています。住宅ローンは長期にわたる契約であり、人生の大きな決断の一つです。直接専門スタッフと相談しながら手続きができるという点は、初めて住宅ローンを利用する方にとって大きな安心材料となるでしょう。

 

また、近年ではビデオチャットを活用したオンライン相談サービスにも注力しており、来店が難しい方でも自宅にいながら専門的なアドバイスを受けられる体制が整っています。仕事や育児で忙しい方や、遠方に住んでいる方にとっても利便性が高く、住宅ローン選びのハードルを下げてくれます。

 

さらに、一部の店舗ではSBIアルヒの住宅ローンに加えて、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、ソニー銀行といった他の主要ネット銀行の住宅ローン商品も取り扱っています。これにより、複数の金融機関の商品を一つの窓口で比較検討できるという大きなメリットがあります。

 

「どの住宅ローンが自分に合っているのかわからない」という方は、まずSBIアルヒの店舗を訪れてみるのも良い選択肢です。対面でもリモートでも相談可能な体制が整っているため、自分に合ったスタイルでじっくりと住宅ローンを選ぶことができるでしょう。

 

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SBIアルヒの住宅ローンのデメリット

 

SBIアルヒの住宅ローンを利用する際に注意したいデメリットについてもご紹介します。

 

事務手数料が割高

 

SBIアルヒの住宅ローンを利用する際には、借入金額の2.2%という事務手数料が発生します。この水準自体は、他の多くの金融機関とあまり変わらない水準です。ただし、アルヒは「ARUHI ダイレクト」というサービスを利用して「ARUHIフラット35」をウェブ経由で申し込むことで、手数料を半額の1.1%(税込)にすることができます。(※)

※ARUHI スーパーフラットをお申し込みの場合は「ご融資額×2.2%(税込)」
※最低事務手数料220,000円(税込)

 

「ARUHIスーパーフラット」を利用するためには自己資金が必要

 

ARUHIの目玉商品である「ARUHIスーパーフラット」は、自己資金を用意することで従来のフラット35より低い金利で利用できる住宅ローンです。

 

ARUHIのスーパーフラットを利用するには、少なくとも10%以上の自己資金が必要になるため、自己資金に余裕がなく、フルローンでの借入を検討されている方は、他の金融機関も選択肢に入れて検討しましょう。

 

物件がフラット35に対応している必要がある

 

ARUHI フラット35を利用するためには、建築または購入する住宅が、 住宅金融支援機構の定める技術基準(耐久性や維持管理状況など)に適合しているかどうか、物件検査を受けて、「適合証明書」の交付を受け、ARUHIへ提出することが必須条件となります。

 

そのため、フラット35を検討する場合には、不動産会社の担当者に相談をして、住宅が技術基準を満たしているかを確認しておくと良いでしょう。

 

ARUHIの住宅ローンの評判・口コミは?

 

ARUHIの住宅ローンの口コミを調査すると、多くの利用者が「返済期間中の金利が固定されているため、返済プランを立てやすい」「フラット35のオプションの中でも特に金利が低い」といった点で高い評価をしています。

 

アルヒのフラット35の評判・口コミ
・ARUHIの住宅ローンを使って良かったのは、特に金利が安定している点です。安心して長期のローンを組むことができました。また、返済プランが柔軟に選べるので、自分のライフプランに合わせやすいです。

 

・ARUHIの住宅ローンは固定金利や変動金利など、様々なプランが用意されていて、自分のニーズに合わせて選べる柔軟性があります。特にARUHIスーパーフラットの金利は他社に比べても低かったと思います。申し込みプロセスも簡単で、分からないことがあれば担当者が丁寧に対応してくれました。全体的にスムーズな経験ができ、ARUHIを選んで良かったと感じています。

 

・私がARUHIの住宅ローンを選んだ理由の一つは、手数料が低いことです。初期費用を抑えられたので、資金計画が立てやすかったです。さらに、対応が迅速で、不安なく手続きを進めることができました。

 

・ARUHIの住宅ローンは他行に比べて審査が通りやすかった印象です。私は自営業者でしたが、提出した書類が整っていれば、スムーズに審査を通過できる仕組みが整っているように感じました。また、審査基準が明確であるため、事前に準備をしっかりと行うことで、不安なく審査に臨むことができました。

 

「ARUHIスーパーフラット」に関しては、他の金融機関が提供するフラット35と比較しても低金利であるため、利用者からの口コミ評価も高いようです。

 

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ARUHIの住宅ローン利用がおすすめな人

 

ARUHIの住宅ローンが適しているのは、以下のような方です。

 

全期間固定金利での返済を望む人

 

ARUHIはフラット35を主力商品としており、金利が全期間固定であるため、将来の金利上昇のリスクを心配せずに済む点が魅力です。変動金利の現在の低金利環境でも、「将来金利が上がるかもしれない」という不安を抱えずに済む安心感を求める人に最適です。

 

頭金を用意できる人

 

ARUHIスーパーフラットを利用するには最低でも10%の頭金が必要で、頭金が多ければ多いほど金利が低くなるため、初期費用をある程度用意できる人に向いています。

 

転職直後の人や個人事業主の人

 

一般的に住宅ローンの申込みには1年以上の勤務歴が求められますが、ARUHIでは転職後1年未満の方や個人事業主も申込みが可能です。

 

審査の速さを重視する人

 

ARUHIの住宅ローンは審査が迅速であることが特徴で、特に急いでいる場合におすすめです。事前審査は、最速で当日中、本審査は最短3営業日で結果が出てくる点は驚異的です。

審査期間を急ぐあまり、金融機関の選択肢を狭めてしまうのは勿体無いですが、間違いなくこの点はARUHIの強みとなるでしょう。

 

諸費用を含めたローンを組みたい人

 

ARUHIでは、物件購入以外の関連費用も幅広にローンに組み込むことができるため、諸費用も含めて一括でローンを組みたいと考えている人に適しています。

 

ARUHIの住宅ローンは、金利の安定性を重視し、頭金の準備ができる、または特定の職業条件や審査の迅速さを求める方に特におすすめです。ただし、借入額が増えると返済期間も長くなりがちなので、将来の返済計画についても慎重に考慮しましょう。

 

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