ARUHI住宅ローンの団信の評判は?メリットデメリットや注意点をわかりやすく解説!

SBIアルヒは、2001年5月に登場した日本初の住宅ローン専門の金融機関(モーゲージバンク)です。

 

2024年1月に「SBIアルヒ株式会社」と名前を変え、SBIグループの一員となっています。そもそも、SBIモーゲージという会社だったので、10年以上を経てSBIグループに戻ったことになります。

 

日本初の住宅ローン専門の金融機関として、フラット35を20年以上販売してきた実績があり、かつ、大きなシェアを維持していて、フラット35の融資実績で間違いなくNo.1の金融機関です。主力の商品は「ARUHI フラット35」などのフラット35関連商品です。2010年度から2023年度にかけてフラット35の実行件数で高いシェアを維持しています。

 

※2010年度-2023年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2023年3月末現在、SBIアルヒ調べ)

 

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この記事では、そんなSBIアルヒでフラット35の様々な特徴・サービスの中から、団信に注目して解説しています。特に、団信の違いなど団信のメリット・デメリットについて解説しています。

 

 

SBIアルヒの団信について

 

SBIアルヒでは、申し込んだ住宅ローン商品によって利用可能な団体信用生命保険が異なります。

 

ARUHI団体信用生命保険 ARUHI スーパーフラット、ARUHI スーパー40、
ARUHI フラットαなどを利用の方向け
機構団体信用生命保険 ARUHI フラット35を利用の方向け
SBI 団体信用生命保険

ARUHI 住宅ローン(MG保証)ユアセレクトを利用の方向け

 

各商品の特徴などはこちらの記事をご確認ください。

 

ARUHI団体信用生命保険とは

 

ARUHI スーパーフラット、ARUHI スーパー40、ARUHI フラットαを利用する場合、ARUHI団体信用生命保険に加入することができます。

 

通常の一般団信に加えて、上乗せ金利を支払うことで、がん保障や、生活習慣病の保障をつけることができます。

一般団信/
ワイド団信
がん団信
(がん50%保障プラン)
がん団信プラス
(がん100%保障プラン)
生活習慣病団信
<入院プラスα>
金利 上乗せなし
(ワイド団信は+0.3%)
+0.05% +0.15% +0.25%
団体信用生命保険(死亡・高度障害)
余命6ヶ月以内
がん診断確定
(50%)

(100%)

(100%)
がん診断確定

(給付金100万円)

(給付金100万円)

上皮内がん・皮膚がん診断確定

(給付金50万円)


(給付金50万円)
生活習慣病による継続180日以上の入院
病気・けがによる連続5日以上の入院

(給付金10万円)

病気・けがによる連続31日以上の入院

(月々のローン返済額保障)

 

一般団信/ワイド団信

 

お亡くなりになったり高度障害状況になった際に、保険金で住宅ローンの残債が0になるという一般的な保障内容となっています。

ワイド団信とは通常の団体信用生命保険よりも引受条件を緩和し、持病や既往症、または治療中など健康上の理由から一般的な団体信用生命保険に加入できなかった方でも加入しやすいよう設計された団体信用生命保険です。

 

ワイド団信については+0.3%の上乗せ金利で利用することができます。

 

がん団信(がん50%保障プラン)

 

一般団信の保障内容に、がんと診断された際に、住宅ローンの債務が半分になる保障が付加されているのが「がん50%保障プラン」になります。

 

上乗せ金利も+0.05%と低く抑えられているので、気軽に利用することができる団信と言えるでしょう。

 

がん団信(がん100%保障プラン)

 

一般団信の保障内容に加えてがんと診断確定された場合には、住宅ローン残高が0になる保障です。

 

仮に初期のがんだとしてもローン残高は0円になり、がんが治った後でも返金の必要はありません。また、がんと診断された場合に100万円、上皮ないがんや皮膚がんと診断された場合50万円の給付金を受け取ることができます。

このがん100%保障プランは+0.15%の上乗せで利用することができます。

 

生活習慣病団信<入院プラスα>

 

一般団信の保障内容に加えてがんおよび10種類の生活習慣病で所定の状態に該当した場合には、住宅ローン残高の100%相当額が支払われる保障です。がん100%保障プランと同じく、すべてのがんを対象とした給付金を受け取ることができ、病気・けがによる入院も保障されます。

 

このがん生活習慣病団信は+0.25%の上乗せで利用することができます。

 

おすすめの団信プラン

 

月々の返済額を抑えたいという考えであれば、一般団信のみを選択するのも悪くないと思います。

 

より保障を手厚くしたいとお考えであれば、がん団信(がん50%保障プラン)かがん団信(がん100%保障プラン)がコストとのバランスが取れています。

 

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機構団体信用生命保険とは

 

機構団体信用生命保険は、ARUHIフラット35を選択した方向けの団体信用生命保険です。

 

機構団信と3大疾病付機構団信の2つの種類があります。

機構団信 3大疾病付機構団信
金利 上乗せなし +0.24%
団体信用生命保険(死亡・身体障害)
3大疾病保障
介護保障

 

機構団信

 

保障内容としては、死亡と所定の身体障害状態になった時に保険金で残債を0にすることができるというものです。

 

所定の身体障害状態とは、身体障害者福祉法に定める障害の級別が1級または2級の障害に該当し、身体障害者手帳の交付を受けたときを指します。

 

この機構団信は上乗せコストなしで加入することができます。

 

3大疾病付機構団信

 

機構団信の保障に加えて、3大疾病保障と介護保障がついた団信です。

 

3大疾病保障:3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)が原因で一定の要件に該当した場合も保障されます。

 

介護保障:公的介護保険制度に定める要介護2から要介護5までのいずれかに該当した場合など。

 

この保障は上乗せ金利+0.24%を支払うことで加入することができます。

 

おすすめの団信プラン

 

月々の返済額を抑えたいという考えであれば、機構団信を選択するのも悪くないと思いますが、より保障を手厚くしたいとお考えであれば、3大疾病付機構団信が意外にもコスパが高い商品性となっています。+0.24%という上乗せ金利の水準は、他のネット銀行の団信などと比較しても遜色なく、おすすめできる団信です。

 

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SBI 団体信用生命保険とは

 

SBI 団体信用生命保険とは、ARUHI 住宅ローン(MG保証)ユアセレクトを利用される方向けの団体信用生命保険です。

 

一般団信、全疾病保障付団信、ワイド団信の取扱があります。

 

全疾病保障付団信 一般団信/ワイド団信
金利 上乗せなし ワイド団信は+0.3%
主契約 死亡保険金
高度障害保険金
特約 リビングニーズ特約
リビングニーズ特約保険金
重度がん保険金前払特約
重度がん保険金前払特約保険金
就業不能保障特約

就業不能保険金
(月返済額保障)

就業不能保障特約

債務繰上支援保険金
(住宅ローン残債の保障)

 

一般団信

 

保障内容としては、死亡と所定の身体障害状態になった時に保険金で残債を0にすることができるというものです。そのほか、リビングニーズ特約や重度がん保険金前払特約がついています。

 

この一般団信は上乗せコストなしで加入することができます。

 

全疾病保障付団信

 

全疾病保障付団信は、一般団信の保障内容に加えて、病気やけがによる就業不能状態に備えた就業不能保障特約が付加されています。

この全疾病保障には月々のローン返済の保障と、ローン残高を0にできる保障に分かれます。

 

がんを含む8疾病による就業不能状態になった場合には、免責期間なく月々のローン返済額の保障を受けられて、さらにその状態が12ヶ月継続した場合、ローン残高が0円となります。

 

8疾病以外の病気や怪我による就業不能になった場合は、3ヶ月の免責期間のあと月々のローン返済額の保障があり、さらに24ヶ月継続した場合、ローン残高が0円となります。

 

就業不能状態が1年以上継続している状態というのは、かなり稀な事象かと思いますが、なにかあった時のお守りとして是非付帯しておきたい保障です。

 

この全疾病保障は、満50歳以下の方に限り加入することができ、加入の際は上乗せ手数料なしで利用できます。

 

ワイド団信

 

ワイド団信は、通常の団信よりも加入条件が緩和されており、持病や既往症がある方、または現在治療中の方など、健康上の理由で一般的な団信に加入が困難な方々でも加入しやすいように設計された団信です。

 

一般団信や全疾病保障付団信では追加の金利は発生しませんが、ワイド団信を選択した場合、年利0.3%の上乗せ金利が適用される点には留意してください。

 

おすすめの団信プラン

 

年齢が50歳未満の方であれば、全疾病保障付団信に加入することをおすすめします。保障範囲が広く、上乗せコストもかからないからというのがその理由です。

 

50歳以上の方であれば一般団信、健康上の不安がある方はワイド団信を選択されると良いでしょう。

 

まとめ

 

ARUHIの団体信用生命保険は、選択する商品によって大きく分けて3種類の団信から選択するという点が特徴です。

 

どの住宅ローンを利用するか決まった後に、ご自身にあった団信を選択するのが良いでしょう。

 

ARUHIの団信はコスパの良いものが多い印象でしたので、ご家族の将来もイメージした上で検討してみましょう。

 

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