この記事ではソニー銀行の住宅ローンの住宅ローンの仮審査と本審査について解説していきます。
ソニー銀行の住宅ローンを利用するには、仮審査と本審査を通過する必要があります。(一般的に住宅ローンは仮審査と本審査の2段階で審査が行われます。)
住宅ローンは非常に多くの項目をもとに審査が行われます。また、それらの審査を正確な情報で行うために、多数の書類提出を求められることになります。
住宅ローンの審査を1回で終わらせようとすると、いきなりたくさんの書類を提出してもらう必要性がでてきます。
「大量の提出書類を頑張って集めて、スキャンして提出したのにあっさり落とされた」というケースが増えてクレームになりますし、申し込みから審査が終わるまで時間がかかり、物件売買の手続きに必要以上に時間がかかります。
マンションの売買の過程で、不動産会社は買主が住宅ローンを借りられる人なのか、また、その人の為にこの物件を抑えてよいのか?という点を早く把握する必要があります。不動産会社ではその判断はできないので、住宅ローンの審査に通るかどうかをできるだけ早く金融機関に教えてもらう必要があります。
そのため、日本の住宅ローン業界では、基本的な項目だけを簡易的に審査してクイックにその結果を回答する「仮審査」というステップを踏むことが一般的になりました。
目次
ソニー銀行の住宅ローンの仮審査について
住宅ローンの仮審査は、「お金を貸しても問題なさそうな人物かどうか」を利用者の自己申告結果から金融機関が確認する審査です。
例えば、安定した収入が期待できるか、借入金額と年収のバランス、年収と年間返済額のバランスに問題ないかと言った観点で簡易的な審査を行うのが仮審査です。金融機関によっては、仮審査の段階で個人信用情報を確認し、過去の信用情報に問題がないかを確認するケースもあります。
仮審査の時点で、明らかに住宅ローンを貸せないと判断されたり、借入希望額が大きすぎて、返済困難になる可能性が高いと判断された場合は本審査に進めません。
なお、ソニー銀行の住宅ローンの仮審査は「AI」を使って自動化されています。
参考:AI(人工知能)を活用した住宅ローン仮審査の自動化開始のお知らせ
AIを利用しているので仮審査スピードは非常に迅速に行われ、最短1時間で仮審査結果を受け取ることができます。
一般的な金融機関では長くて1週間近くかかるところもあるので、驚異的なスピード感です。
ソニー銀行の住宅ローンの本審査について
住宅ローンの本審査は、その名の通り「最終的に住宅ローンを貸すのか、いくらまで貸すのか」を決定する審査です。
仮審査と異なり、「年収を示す証拠」「本人であることを証明する書類」「住宅に関する書類」など、様々な審査書類を提出することで審査が行われます。
ソニー銀行の住宅ローンの本審査で提出が必要になる書類の一覧はこちらのページで一覧化されていますので事前に確認しておくようにしてください。
住宅ローンの本審査では、万が一、返済できない状態になった場合も想定した審査が行われるため、物件の担保価値の確認などもしっかりと行われます。
本審査と並行して、引き受け保険会社による「団体信用生命保険」の加入審査も行われます。ソニー銀行の住宅ローンも団信加入必須なため、団信に加入できないと住宅ローンの本審査に通過することとはできません。
なお、ソニー銀行には健康上の理由で一般団信に加入できない方向けに、引き受け条件が緩和されたワイド団信の取り扱いもあります。
最後にソニー銀行の住宅ローンの商品説明書から重要な審査基準のポイント・審査項目を紹介していきます。
ソニー銀行の住宅ローンの審査基準(商品説明書)
融資金額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
資金使途
本人が住む新築物件の購入、中古物件の購入、住宅の新築、増改築のための資金。
または本人が住む住宅の住宅ローンの借り換え
取り扱い地域
日本国内全域の市街化区域。市街化調整区域(非線引き区域)などの区域や離島は対象外。
利用できる人の条件
以下の条件をすべて満たす場合に限り利用可能。
- ソニー銀行に円普通預金口座をお持ちのお客さま。(新規に口座開設も可)
- 申し込み時の年齢:満20歳以上、お借り入れ時の年齢は満65歳未満
- 完済時満の年齢は85歳未満(ワイド団信を利用する場合は満81歳未満)
- 前年度の年収が400万円以上ある人(自営業・個人事業主の場合は申告所得が400万円以上)
- ソニー銀行指定保険会社の団体信用生命保険に加入できる人
- 日本国籍、または永住権がある人
融資期間
住宅ローン・変動セレクト住宅ローン:1年以上35年以下(1ヶ月単位)
固定セレクト住宅ローン:10年以上35年以下(1ヶ月単位)