住信SBIネット銀行の住宅ローンへの借り換えはお得?金利や手数料を解説【2024年11月版】

住宅ローンを借りている人の中には、金利が低い住宅ローンや疾病保障が充実している住宅ローンに借り換えたほうが良いことわかっていても、「本当に借り換えするメリットがあるのか?」とか「借り換えたほうが良いのはわかっているけど、どこに借り換えればよいかわからない」という人が多いと思います。

 

また、今の世界や日本の住宅ローンの金利は引き上げ傾向が続いていて、今後の金利動向の予想するのは困難な状態です。住宅ローンの借り換え判断は金融のプロでも難しいような状況と言わざるを得ないでしょう。ただ、住宅ローンの借り換え判断は早い方が効果も大きくあがります。

 

この記事では、住宅ローンの借り換え先としておすすめできるトップレベルの低金利と充実した保障で人気の高い住信SBIネット銀行で借り換えを行うメリット・デメリットを解説しています。

 

 

住宅ローンの借り換えはこんな人におすすめ

 

住宅ローンの借り換えを検討する前に、金利・金額・期間を確認することから始めると良いでしょう。

 

借り換え前と借り換え後の金利差は1%以上あること

 

借り換え前後の住宅ローンの金利を比べた時に、金利差が大きければ借り換えによって支払い利息が大きく減少し、経済的なメリットが生まれます。

特に最近は住宅ローンの金利の引き上げを行ったうえで、これから申し込む人の金利を低くする銀行が相次いでいます。結果、変動金利タイプの金利は歴史的な低金利が続いているため、それらの住宅ローンに借り換えることで支払い総額を減らせる可能性は高いでしょう。もちろん、変動金利には金利上昇リスクがあるので注意は必要ですが、住宅ローンの借り換えの基本は金利が低い住宅ローンに借り換えることです。

 

なお、「1%以上」の金利差がなくとも、「0.5%以上」の金利差があれば住宅ローンの借り換えを行った方が総返済額を減らせる可能性は十分あります。また、疾病保障などの付帯サービスの違いも見逃せませんので総合的に判断するようにしましょう。

 

住宅ローン残高が1,000万円以上残っていること

 

当然、住宅ローン残高が多ければ多いほど、金利を下げることで支払う必要がある利息が大きく減るメリットがあります。たとえ借り換えによる金利差が1%未満であっても、住宅ローン残高が大きい場合は、借り換えによるメリットが大きくなる可能性があります。

 

一般的には1000万円以上の残高が残っているなら借り換えを検討する価値がある、と言われています。

 

住宅ローンの残りの年数が10年以上あること

 

残りの返済期間が長ければ長いほど、住宅ローン金利の差による影響が大きくなります。早期の段階で借り換えを行うことで、長期にわたって低金利の恩恵を受けることができるためです。

 

 

借り換えをすることによって実際にどれぐらいの経済的メリットが受けられるのかは、金融機関のウェブサイトにあるシミュレーションツールを活用して、試算するのが良いでしょう。

たとえば、住信SBIネット銀行では、現在のローンと借り換え後のローンの返済額を簡単に比較することができ、借り換えが経済的に合理的かどうかを簡単に確認することが可能です。

 

借り換えの判断にあたっては、借り換えに伴う手数料や諸費用も考慮に入れる必要があります。全体的なコストを把握し、長期的な視点でメリットを検討することが重要です。住信SBIネット銀行の借り換えシミュレーションはこの点も含めて検討できる作りになっています。

 

シミュレーションはこちら

 

 

住信SBIネット銀行の借り換え金利

 

住信SBIネット銀行の借り換え金利水準は以下の通りです。

 

  変動金利 固定金利10年
借り換え金利(2025年1月現在) 年0.448%(通期引き下げプラン) 年1.743%(通期引き下げプラン)
※実際の適用金利は申込時ではなく、借入日の金利が適用されます。
※団体信用生命保険のプランによっては住宅ローン金利に年0.2%~0.4%が上乗せとなります。
※新規借入は物件価格の80%以下で住宅ローンを借り入れの場合。借入総額が、物件価格の80%超~100%以下で借り入れの場合、表示金利に年0.032%、物件価格の100%超でお借入れの場合は表示金利に年0.036%上乗せとなります。
※借入期間を35年超~40年以内で借り入れする場合、住宅ローン金利に年0.07%、40年超で借り入れする場合、住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
※審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、業界内でも特に低い金利を提供していることで知られています。住信SBIネット銀行が提供する変動金利の住宅ローンは、他のネット銀行と比較しても非常に競争力があり、借り換えに際しても新規の借り入れに比べて低い金利で利用できる点が魅力的です。

 

借り換えを検討している方は、自分がどれくらいお得になるかを知るために、シミュレーションツールを活用することがおすすめです。シミュレーションでは、現在のローンと借り換え後のローン条件を入力することで、返済額の差額や総返済額の変化を具体的に把握できます。

 

シミュレーションはこちら

 

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンに借り換えるメリット

 

業界最低水準の金利

 

住信SBIネット銀行で現在提供されている借り換え金利は業界でも最低クラスである、この低金利が住信SBIネット銀行の住宅ローンを特に注目させる要因の一つとなっています。

  変動金利 固定金利10年
借り換え金利(2025年1月現在) 年0.448%(通期引き下げプラン) 年1.335%(通期引き下げプラン)
※実際の適用金利は申込時ではなく、借入日の金利が適用されます。
※団体信用生命保険のプランによっては住宅ローン金利に年0.2%~0.4%が上乗せとなります。
※新規借入は物件価格の80%以下で住宅ローンを借り入れの場合。借入総額が、物件価格の80%超~100%以下で借り入れの場合、表示金利に年0.032%、物件価格の100%超でお借入れの場合は表示金利に年0.036%上乗せとなります。
※借入期間を35年超~40年以内で借り入れする場合、住宅ローン金利に年0.07%、40年超で借り入れする場合、住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
※審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。

例えば、年1%の住宅ローンを3,000万円借りている人が仮に年0.32%に借り換えた場合、毎月の返済額や総返済額は以下のように変わります。

 

【返済期間20年、元利均等返済ボーナス払いなし、完済まで金利変動しない前提】

  現在の住宅ローン 借り換えた場合 差額
毎月の返済額 13万7,968円 12万9,059円 -8,909円
年間返済額 165万5,616円 154万8,708円 -10万6,908円
総返済額 3,311万2,271円 3,097万6,750円
(一般的な諸費用総額90万2,000円含む)
-123万3,521円

 

月々の支払いも諸費用などの借り換えコストを考慮しても100万円以上の経済的なメリットを受けることができています。

 

団体信用生命保険の保障が充実

 

「団体信用生命保険」、通称「団信」は、住宅ローン契約者が亡くなったり、高度障害状態に陥った場合に、保険金を用いて住宅ローンの残債を完済できる保険です。この保険は、契約者に万が一のことがあった際に、遺族が住宅ローンの返済負担を負わないように設計されています。また、金融機関によっては、死亡や高度障害のみならず、特定の疾病や怪我などに該当する場合にも保険金が支払われる団信も提供されています。

 

住信SBIネット銀行の団信には精神疾患以外のすべての病気やケガを保障する「全疾病保障」が無料で付帯されています。

 

さらに、住宅ローン借り換え時の年齢が40歳未満の方であれば、ガン、脳卒中、急性心筋梗塞で所定の状態になった場合に住宅ローンの残高の50%が免除される3大疾病50プランを無料で付帯することができます。

 

無料で付帯できる保証としては業界トップクラスの団信となっており、この点も住信SBIネット銀行に借り換える大きなメリットと言えるでしょう。

 

住宅ローン借り換え時の注意点

 

諸費用

 

住宅ローンの借り換えを検討する際には、事務手数料や登記費用などの諸費用が発生することを念頭に置く必要があります。基本どこの金融機関で借り換えても同じですが、借り換えによって以下のような諸費用が発生します。

 

事務取扱手数料

借入金額の2.2%がかかり、この手数料は借入金額から直接差し引かれます。

 

印紙税

住宅ローン契約書に印紙税相当分の印紙を貼付する必要があります。固定金利と変動金利を組み合わせるミックスローンの場合は、金利ごとに契約が結ばれるため、それぞれの契約に印紙税が発生します。しかし、電子契約の場合は印紙税は不要です。

 

登記関連費用

登録免許税、司法書士への報酬、および登記にかかる実費が必要になります。抵当権設定費用では、登録免許税が借入額の0.4%、司法書士への報酬と登記にかかる実費が6万円から10万円程度です。抵当権抹消費用には、登録免許税として土地・建物それぞれ1個あたり1,000円、司法書士への報酬と登記にかかる実費として設定済み抵当権の件数1件につき2万円程度がかかります。

 

火災保険料

住宅ローン契約時には一般的に火災保険への加入が必要です。火災保険料や補償内容、支払い方法については保険会社に確認する必要があります。借り換えの場合、現在の火災保険を継続することも可能です。

 

金利変動に注意

 

借り換えを検討し始めた時点と実際に新しい住宅ローンに借り換えする時点で、金利が変動している可能性もあるので、確認が必要です。また、金利の上昇を予想して固定金利に借り換えしたにもかかわらず、金利が予想よりも上昇しない場合は、想定したほどの経済的なメリットをもたらさないという可能性もあります。

 

借り換えを検討する際には、様々な金利シナリオを想定して、どれだけの金利変動があれば借り換えが経済的に有利になるのかを借り換えシミュレーションを通じて確認するとよいでしょう。

 

まとめ

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンに借り換えることによるメリットとデメリットについてご紹介してきました。

住信SBIネット銀行の大きな魅力は、業界最低水準の金利と、業界トップクラスの団信の保障範囲と言えるでしょう。また、商品やサービスに大きなデメリット、弱点がないことも強みと言えるでしょう。

借り換えを検討する上で重要なポイントは、銀行が提供しているシミュレーションでご自身の借入状況で借り換えした場合の返済額などを計算してみるという点ですので、借り換えを検討されている方はぜひ一度計算してみると良いでしょう。

 

借り換えの手続きはこちら

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンのおすすめ解説記事

 

関連記事

 
 

最新記事一覧

  1. PayPay銀行の住宅ローンの審査は厳しい?落ちた場合の対策とは?

    この記事ではPayP...
    住宅ローンの審査基準
  2. PayPay銀行の住宅ローンの落とし穴を徹底解説!

    この記事ではPayPay...
    各社住宅ローンの解説
  3. PayPay銀行の住宅ローンの審査必要書類は?申し込みの流れも解説!

    住宅ローンは、申し込んで...
    各社住宅ローンの解説
  4. PayPay銀行の住宅ローンのがん団信の特徴は?わかりやすく解説!

    PayPay銀行はジャパ...
    各社住宅ローンの解説
  5. PayPay銀行の住宅ローンは5年ルール、125%ルールがあるの?

    2024年10月から各金...
    各社住宅ローンの解説
  6. PayPay銀行の住宅ローンの審査基準について。本審査・事前審査の流れは?

    この記事ではPayPay...
    住宅ローン全般
  7. PayPay銀行の住宅ローンの団信の年齢制限は?告知事項についても徹底解説!

    PayPay銀行は、ジャ...
    各社住宅ローンの解説
  8. SBIアルヒの住宅ローンの事前審査は?流れや申し込み要件など解説!

    SBIアルヒはフラット3...
    住宅ローンの審査基準
  9. 住宅ローン金利動向と今後の見通し [2025年1月版]

    はじめにこの記事では...
    住宅ローンの金利動向
  10. ペアローンや収入合算のメリットとデメリット

    この記事ではペアローンと...
    住宅ローン全般

おすすめ記事

  1. 【2025年1月】PayPay銀行の住宅ローン金利推移・金利動向

    この記事ではPayPay...
    各社住宅ローンの解説
  2. ソニー銀行の住宅ローンの団信の年齢制限は?告知事項についても徹底解説!

    ...
    住宅ローン全般
  3. ソニー銀行の住宅ローンの審査は厳しい?落ちた場合の対策とは?

    この記事ではソニー銀行の...
    住宅ローンの審査基準
  4. ソニー銀行の住宅ローンの審査必要書類は?申し込みの流れも解説!

    住宅ローンは申込から始ま...
    各社住宅ローンの解説
  5. 団体信用生命保険とは?おすすめのがん団信やワイド団信などについても解説!

    通常、住宅ローンを利用す...
    住宅ローン全般
TOP